シニアに向いた引越しサービス
長い人生で、家具や荷物を蓄積してきたシニアにとって「引っ越し」は面倒で難しい作業です。
できれば、何も捨てず、今のままで暮らしていたいという気持ちを、すっきりとした新しい生活への意欲へ切り替えるのは一人では難しいことです。
仕方なく作業にかかっても、1つ1つの品物にまつわる思い出にとらわれて、作業は滞りがちです。また、引っ越しの際に整理しきれない荷物について親子の間で話をしてもケンカになりがちです。
むしろ、第三者が相談にのってくれた上でのアドバイスのほうが有効な場合もあります。ここでは経験のあるスタッフのアドバイスが受けられる引越しサービスを2つ紹介しましょう。
第二の人生に備えた引っ越しに使える「シニアパック」
アート引越センターでは、引っ越しをする家族の中に60歳以上の人がいると「シニアパック」が選べます。
シニアパックでは、無料サービスとして引越の約1カ月前に1回「暮しの整理士」1名が訪問し、2時間以内で整理・整頓などについて無料でアドバイスしてくれます。2時間を超える場合は有料になります。
シニアの場合、思い出の品が多く、荷物が増えがちです。引っ越しを機会に、身の回り品を整理整頓して、新しい生活を身軽に楽しんでほしいというコンセプトです。
また、第二の人生に備えて、住まいを移転する場合にも向いているでしょう。
・シニアパック｜アート引越センター
http://www.the0123.com/plan/senior/
ヤマトホームコンビニエンス「高齢者ホーム入居サービス」
これは、シニアが高齢者向けホームや介護施設に転居する場合の専用サービスです。
専属アドバイザーの「無料相談」と、入居時の「荷物の移動」がセットになっています。
ケアハウスや介護施設では、個人のスペースがワンルーム前後のことが多く、これまでの住まいよりも小さなスペースとなります。
どの家具や荷物を持っていくかという判断と不要品処理が必要になることが多いので、第三者と相談しなが決められるのは良いでしょう。
シニアには負担となる転居先の掃除や家具の配置換えも依頼できるので、転居先で荷解きができないという事態を避けることができます。
・ヤマト運輸「高齢者ホーム入居サービス」
http://www.008008.jp/moving/senior/