老人ホーム検索サイトを試す
【2016年3月31日追記】一部サイトの閉鎖に伴い、内容を変更しております
入居先を探すのは大変
身内に、自宅での生活が困難になった老人ができたとき、どうしますか?
入居できる老人ホームを探すのは、想像以上に大変です。
まず、地元の市区町村の窓口に相談に行きまましょう。なかなか空きは出ませんが、とりあえず待ち行列に入れます。その一方で、Web検索と口コミで探します。私の経験では、半年はたっぷりかかります。
今回の検索条件
パソコンやスマホで、「老人ホーム 検索」などのキーワードで検索すると、たくさんの「老人ホーム検索サイト」が表示されます。しかし、実際に地域を指定して試してみると、多くのサイトは登録されているデータが少なすぎて役に立ちません。
今回は、老人ホーム検索サイトを50個選び、2つの検索条件を指定して実際の登録数を確認しました。その結果、ある程度以上のデータが登録されているサイトを紹介しています。
ごく限られた条件での比較になりますが、ある程度の目安になると思います。
今回は「鳥取県米子市」と「東京都台東区」という2つの条件で検索をしました。
鳥取県は全国で一番人口が少ない県ですが、米子市は15万人の人口があり、県庁所在地の鳥取市に次ぐ都市です。鳥取市とともに、地方創生会議の「医療・介護が整っている41圏域」に指定され、大都市からの移住先候補として名前が上がりました。
東京都台東区は、東京東部の区ですが、高齢化が進んでおり老人ホームの需要が逼迫している地域です。
いずれも、私自身に土地勘があり、最近の老人ホームの建築動向などを把握している地区です。この地区で、「入居して生活できる施設」を探してみました。
厚労省のサイトを使う
- 介護事業所検索|厚労省
http://www.kaigokensaku.jp/
まず厚生労働省の「介護事業所検索」で、基本データを確認しました。監督官庁の公式サイトですので、漏れがありませんし、部屋数や従業員数などの基本データはわかります。米子市の該当数は30、台東区の該当数は12でした。
検索システムではなく一覧表が欲しい場合は、県レベルで用意されています。地元の県のホームページで検索してください。
検索サービスサイトを使う
次に、検索サービスサイトで探してみましょう。
ここに掲載したのは、厚労省のサイトに近い件数をデータベース化しており、施設側から掲載依頼があった場合は、施設の写真や入居費用のデータを追加して、資料請求に応じるという形のサイトです。
施設からの情報が追加されている場合は、厚労省のサイトよりも詳しい情報が掲載されています。
- HOME'S 介護|ネクスト
http://kaigo.homes.co.jp/
日本最大級の不動産・住宅サイト「HOME'S」が運営しています。
米子市の該当数は56、台東区の該当数は18でした。 - 介護ぱど|ぱど
https://p-kaigo.jp/
フリーペーパーで有名な「ぱど」が運営しているサイトです。
米子市の該当数は45、台東区の該当数は18でした。 - 有料老人ホーム総合ご案内センター|コーディアルコーポレーション
http://www.cordially.jp/
米子市の該当数は55、台東区の該当数は19でした。 - 至福の介護.com|ワンダー
http://shifuku-fukushi.com/
米子市の該当数は51、台東区の該当数は18でした。 - ホームメイト・シニア|東建コーポレーション
http://www.homemate-s.com/
米子市の該当数は46、台東区の該当数は18でした。 - MY介護の広場|パセリ
http://www.my-kaigo-home.com/
米子市の該当数は25、台東区の該当数は18でした。
このあたりまでが、検索して一定の件数が表示されるサイトです。
施設側からのデータ提供のみに限っているサイトは、米子市0件、台東区2件というレベルのところが多く、件数が少なすぎて実用性に欠けます。