70歳以上なら、都内のバスと都営交通が乗り放題になる「東京都シルバーパス」

[2015/10/1 14:50]

70歳以上で買えるバス乗り放題チケット

「東京都シルバーパス」は、都内のバスに乗り放題になる有料のチケットです。東京都の高齢者の社会参加を助長し、高齢者の福祉の向上を図るために発行されています。

形態は磁気カードで、改札で提示するか自動改札機を利用します。

購入できるのは、東京都内に在住の70歳以上の方で、寝たきりなどでバスの利用が困難な方は除きます。外国人登録をしている満70歳以上の都民も対象となります。

シルバーパスの負担金は、区市町村民税が非課税の方は1,000円、課税の方は20,510円です。

シルバーパスは、以前は高齢者福祉事業の一環として無償で配布されていたという経緯があり、非課税の場合の負担が抑えられています。

シルバーパスが使える範囲

シルバーパスは、都内の乗合バス会社が全社加盟している「東京バス協会」が発行しています。したがって、都内で運行している乗合バスはほとんど無料で乗れます。

例外は、特別料金となっている高速バス路線、空港連絡バス路線、深夜急行バス路線、定期観光バス路線及び臨時バス、季節バス路線等などです。

また、東京都交通局が運営している都電、都バス、都営地下鉄、日暮里・舎人ライナーも無料で乗れます。

ただし、都営地下鉄の場合、都内で運行している範囲のみとなります。他の路線と連絡している場合でも、他県に入った部分は無効です。

シルバーパスの取得方法

シルバーパスの購入や更新は、東京都交通局営業所などが窓口となります。

購入にあたって、非課税で1,000円負担の場合は、 住所氏名と生年月日が確認できる書類と、住民税が非課税であることを示す書類の提出が必要です。毎年、多少の変更があるため、詳細はWebで確認してください。

負担金が20,510円の場合は、住所氏名と生年月日が確認できる書類のみで購入できます。

シルバーパスの期限

シルバーパスは、10月1日から翌年の9月30日が期限となります。毎年9月は、一斉更新が行なわれるので窓口が混みあいます。

なお、購入資格ができるのは、70歳になった誕生月の1日からとなります。都民でなくなった場合は使用する資格を失うので返却が求められます。

負担金が20,510円の場合のみ、残っている期間が3カ月以上あると払い戻しが行なわれます。

[シニアガイド編集部]