簡単にできる生命保険の必要保障額のシミュレーション
[2015/11/10 07:41]
【お知らせ】この記事は2016年10月1日に内容を更新しました。
必要保障額を計算する
あなたに万一のことがあった際に、残された家族の生活を支えるためのしくみが生命保険(死亡保険)です。
しかし、どれぐらいの金額の保険に入っておけば良いのかという目安は、なかなかありません。つい、将来への不安から、保障額が大きすぎる保険に入ると、毎月の保険金も高くなってしまいます。
ここでは、生命保険の必要保障額を計算する方法と、それを簡単に掲載するためのWeb上のシミュレータを紹介します。
家族構成で必要保障額が決まる
必要保障額の計算は、将来の支出の見込みから、将来の支出の見込みを引いて計算します。これを「必要保障額積み上げ方式」と言います。
将来の支出は、「子供が独立するまでの生活費(教育費含む)」「末子が独立したあとの配偶者の生活費」「その他の資金」です。つまり、配偶者と子供を中心にした家族構成がわかれば計算できます。
実際の計算に必要な要素は、次のとおりです。
- あなたの年齢
- あなたの職業
- 配偶者の有無
- 配偶者の年齢
- 配偶者の収入
- 子供の有無
- 子供の年齢
- 子供の進路(公立/私立)
- 生活費
- 住居費
次に紹介するシミュレータでも、これらの要素を入力して計算します。
Web上のシミュレータ
各保険会社は、インターネット上に必要保障額を計算するためのシミュレータを用意しています。
ただ、提供する会社によって、必要とする要素の量や、シミュレーション内容が異なります。
編集部で試した範囲では、次のシミュレータがお勧めできます。基本的にパソコン用ですので、ご承知おきください。
- 日本生命
- 必要保障額シミュレーション
- 入力要素が少なめで、入力も難しくない。必要十分な機能で、対応できる幅が広く万人向け。グラフがわかりやすい。
- 明治安田生命
- あなたの必要保障額プラン(WEB版)
- 必須の入力数が6つしなかく、パッと入力できる。追加で入力が必要な場合の表示もわかりやすい。公的保障を含めて結果が表示されるので、理解しやすい。
- 生命保険文化センター
- e-ライフプランニング
- 入力できる要素が多く、考えることが多い。精密にシミュレーションをやりたい人向け。
4つのシミュレータを試してみると、同じ条件でも必要保障額には、かなり差が出ます。あくまでも目安として捉えてください。
また、必要保障額について詳しく知りたい方には、生命保険文化センターが無償公開している「遺族補償ガイド」という52ページのパンフレットが、よくまとまっています。e-bookなのでパソコンでご覧ください。