85歳を過ぎると、毎年1人当たり100万円を超える医療費がかかる

[2015/11/19 16:56]

病気やケガなどで、医者にかかると医療費が発生します。

普通に考えると、医者にかかる機会が多い高齢者は医療費もかさむでしょう。

厚生労働省の健康保険関係の資料の中に、年齢別に医療費の分布が見られるグラフがありましたので、ご紹介します。

現時点で最新の平成24年度の医療保険による統計です。

一目で分かるように、年齢を重ねるほど、医療費も大きくなります。

グラフの脇に添えられている数字は、1人当たりの1年間の医療費です。なんと85歳を超えると100万円を超えています。

年齢別の1日当たり医療費 厚労省

もちろん、後期高齢者医療制度を始めとする公的な保険には、高額療養費制度がありますから、これがそのまま個人負担になるわけではありません。自己負担分は、月ごとに上限があります。

とはいえ、毎月高額療養費制度の自己負担上限を払い続けるというは、年金生活者にとっては大きな負担です。

公的な医療保険をカバーするために、医療保険や貯蓄などの手段でも備えることを考えましょう。

[シニアガイド編集部]