50~60代の約2割には要介護家族がいる
[2015/11/26 00:00]
50代になると2割以上の人に要介護状態の家族がいる
博報堂新しい大人文化研究所が行なったインターネット調査によれば、「50~60代の約2割には要介護家族がいる」という結果が出ています。40代でも1割に要介護家族がいます。
また、介護における負担では、「精神的負担」が大きく、7割を越えています。
この調査は、2015年3月に都市圏の40~60代男女を対象に2,700人を対象に行われました。
要介護家族がいる家庭は50代から増える
要介護家族のいる割合は、全体では17.7%と高く、40代の1割、50代と60代では2割を越えます。
なかでも「自分が介護に関わっている」女性は割合が高く、男性の約2倍に達しています。
介護は精神的負担が大きい
家族が介護に感じる負担の中で、もっとも大きいのは「精神的負担」で、各年代で7割を超えます。
以前の調査でも同様の傾向はあり、介護による負担のなかでも精神的負担が家族にのしかかっています。
60代が心がけている介護予防は「定期検診」
60代の男女に、「要介護状態にならない対策として、心がけていること」を聞いたところ、なんらかの取り組みをしている人は約8割でした。
取り組みの内容では、1位は「定期検診」でした。しかし、定期検診を受けているひとは5割に留まっています。
2位は「適度な運動」、3位は「散歩など」と、身体を動かす対策が続きます。
4位「手先や指を動かす」と5位「新聞や本を読んで頭を使う」は、認知症を意識した対策でしょう。