保険料が安い「地震補償保険 Resta(リスタ)」

[2015/11/27 00:00]

【お知らせ】この記事は2016年1月17日に内容を更新しました。

木造家屋でも保険料が安い

SBI少額短期保険の「地震補償保険 Resta(リスタ)」は、地震や噴火による被害だけを保障する保険です。

契約期間は1年単位で、保険金は300万円から900万円の範囲で設定できます。

保険料は地域によって異なりますが、月額で1,210円からと手頃な設定です。

保険料が高くなりやすい、東京都内の木造家屋で2人世帯という設定でも、月額で2,320円です。これで、全壊時には500万円出ます。

自宅があって、地震にも備えたいという人は、検討してみる価値のある保険です。

リスタが安い理由

リスタの保険料が安いのは、それだけの理由があります。加入と支払の条件が厳しいのです。

  • 現在居住しているか、保険期間中に居住する予定がある
  • 家屋の所有者か、2親等以内の親族に限定
  • 1981年の新耐震基準を満たした建物に限定
  • 「半壊」以上の被害のみが補償対象。「一部損」や「半壊に至らない被害」では保険金が出ない
  • 被害認定は自社では行なわず、地方自治体が調査し発行する「り災証明書」の被害認定に従う

また、少額短期保険ならではの制約があります。

  • 1年契約で毎年更新する
  • 全壊時の保険金の上限が900万円に制限されている。
  • 所得税法上の保険料控除の対象外

保険金の上限は、地域や建造物の種類によっては500万円までとなる場合もあります。

つまり、リスタは「自分で所有している自宅が、地震または噴火による火災などで引き続き居住することが難しい状態になった場合に、生活を再建する費用が出る保険」と考えれば良いでしょう。

生活を再建する費用があるという安心感

従来の地震保険は、火災保険とセットになっているということと、保険料が高いという欠点がありました。それは家屋の損害を確実に補償するという目的によるものなのですが、敷居が高い印象があったのも事実です。

リスタは、いろいろな制約がある代わりに、単独で加入できて、保険料が安いという利点があります。保険金の上限があるので、家屋の再建費用には物足りませんが、生活再建資金と考えれば十分でしょう。

地震に対する備えが全く無い状態では、地震のニュースがあるたびに「何かしなければいけない」という不安を感じるものです。リスタに入ることによって、「とりあえず地震で家が壊れても、ゼロではないところから再出発できる」という安心感が持てます。地震のことはいったん忘れて、日常に戻るきっかけができるのが、加入する価値と言えるでしょう。

[シニアガイド編集部]