徘徊する人の外出を感知する認知症外出通報システム「おでかけキャッチ」

[2015/12/4 00:01]

フランスベッドから、認証キーを持たない人に反応する徘徊感知器「認知症外出通報システム おでかけキャッチ WS-01」が発売されました。

介護用品を扱う「リハテック」ブランドの製品で、介護保険のレンタル対象製品となっています。

「おでかけキャッチ」は、認知症の方の徘徊を感知し、家族や介護者に音と光と画面表示で知らせるシステムです。

これまでの徘徊感知システムでは、見守り対象の人に発信機を持たせていました。負担にならないように、衣類に装着するタグやペンダント型になっていましたが、外してしまったり置き忘れたりして役に立たないことがありました。

「おでかけキャッチ」では、これまでと反対に、家族や介護者に専用の認証キーを持ってもらいます。認証キーを持っている人が、人感センサーに感知されてもシステムは反応しません。

見守り対象の人は認証キーを持っていないので、人感センサーに感知されると、徘徊として家族や介護者に知らせます。

これまでとは逆の、“見守られている人には何も持たせない”という発想が特徴です。見守り対象の人は、何も身に付ける必要がなく、見守られているというストレスも感じることなく過ごせます。

「おでかけキャッチ」は、本体ユニット、受信機、認証キーのセットになっています。各ユニットの個数により、9種類のセットが用意されます。認証キーを後から追加することもできます。

本体価格は226,400円から、介護保険の利用者負担1割レンタルの場合は月額864円からとなります。

「おでかけキャッチ」の動作出典 フランスベッド
[シニアガイド編集部]