そろそろ届き始める「喪中ハガキ」のマナー
[2015/12/9 00:00]
12月も一週間が過ぎて、お身内にご不幸があった方から「喪中ハガキ」が届く時期です。
メモリアルアートの大野屋では、電話相談窓口に寄せられる質問で「喪中ハガキ」に関するものが増えることから、喪中ハガキに関する基本のマナーを公開しています。
ここでは、その一部を、Q&A形式で紹介します。
- 「喪中ハガキ」とは何ですか。
- 喪中ハガキは正式には「年賀欠礼」と言い、親族に不幸があり喪中なので「年賀状」を遠慮する挨拶状です。
- 喪中ハガキはいつ出せば良いでしょう。
- 2016年の年賀状受付は12月15日に始まり、12月25日に終わります。先方が年賀状を用意する前に届かなくてはいけませんので、遅くとも、12月上旬にはお送りします。
- 誰が、いつまで喪中ですか。
- 一般的には配偶者やご両親、お子様が亡くなった場合には1年間を喪中とし、喪中ハガキを出します。祖父母・兄弟姉妹の関係ですと何時頃亡くなられたか、日頃のお付き合いの程度、故人と同居していたかどうか、地域や親戚間の慣習などによって喪中についての判断が異なってくるようです。兄弟姉妹の服喪期間は、一般的に90日と言われています。
- 年賀状を出した後で「喪中ハガキ」がきました
- すぐにお詫びとお悔やみのお詫びを出されるのがよいでしょう。喪中はがきを受け取っていたのにも関わらず、うっかり出してしまった場合も同様です。
- 喪中はがきでご不幸を知った場合、何かするべきですか。
- 挨拶をいただいたお礼とお悔やみの言葉を添えて、ご不幸を知らずにいた失礼をお詫びするお手紙「喪中見舞い」を出してはいかがでしょうか。遠方でしたら、お香典やお線香などの供物をお送りするのもよいでしょう。
- 喪中ハガキをいただいたお返しの「喪中見舞い」はどう書けばよいでしょう。
- 書き方のポイントは3つです。ご挨拶状をいただいた御礼。ご遺族がさびしい新年を迎える事への慰めと励まし。こちらからも年賀状を遠慮させていただく旨を記します。
- 喪中の方に喪中はがきを出してもいいものでしょうか。
- こちらからもお送りしても構いません。先方へのお悔やみの言葉を一筆添えてもよろしいかと思います。
- 喪中ハガキを出したら自宅へ訪ねて来る方が多くなり悩んでいます。亡くなった様子や病名などを聞かれ辛い思いをすることもあります。
- わざわざ足を運んでくださった方を、お断りすることはなかなか難しいかと思います。せっかくお越しいただいたのですから、お線香だけでもあげていただいてはいかがでしょうか。 亡くなった様子や病名などについては「ここ何年か体調を崩すことが多くなって」などとぼかした説明で良いでしょう。
- 自分が喪中の時にクリスマスカードは出していいでしょうか。
- 日本では、クリスマスを一種のお祭りのように考えている人も多いので、友人、知人の方の中には喪中の方からのクリスマスカードに違和感を持たれる方もいらっしゃるかもしれません。クリスマスカードは控えたほうが無難かと思います。通常のお手紙にするか、年が明けてから寒中見舞いとしてお送りしてはいかがでしょうか。