40代以上の8割は、自分も歳だなと感じている。特に、会話の途中で固有名詞が出ないとき!

[2015/12/18 00:00]

「歳かなと思うことがある」は8割

40歳以上の8割が、「自分のことを歳(とし)かなと思う」ことがあり、同じく8割が「もの忘れをすることがある」というアンケートが公開されています。

このアンケートは、日清オイリオグループによって、2015年7月に全国の40歳~69歳の男女1,200人を対象にインターネット上で行なわれました。

「歳かなと思うことがありますか」という設問に対し、「ある」は86.8%、「ない」が13.3%でした。

「ある」という人に、「具体的に歳を感じる場面」に聞いた、上位5つは次の項目です。

  1. 会話の途中で「あれ、あれだよ」とモノの名前が出てこないとき
  2. 徹夜作業の翌日がつらく、もう徹夜は無理だなと思うとき
  3. テレビで見た同世代のミュージシャンが老けて見えたとき
  4. 探しものをしていて、何を探そうとしていたか思い出せないとき
  5. 脂っこい食事をした翌日に胃もたれをしたとき

「あれあれ言葉になってしまう」「何を探しているか思い出せない」という記憶力の減退、「徹夜ができない」「胃がもたれる」という体力の低下、テレビを通じて客観的に見た同世代の実像、などに歳を感じることが多いようです。

もの忘れをする人は8割弱

次に「もの忘れやど忘れをすることがありますか」という設問に対し、「ある」が79.5%、「ない」が20.6%でした。

「もの忘れをする」人に、「どんな内容を思い出せないのか」を聞いた、上位5つは次の項目です。

  1. ドラマや映画のタイトルが思い出せない
  2. 何かをしようと思って立ち上がったのに、何をしようとしたのか忘れた
  3. 簡単な漢字が思い出せない
  4. 電話番号や住所など、以前は覚えていたものが思い出せない
  5. パスワード(暗証番号)を忘れる

「何かをしようと思って立ち上がったのに、何をしようとしたのか忘れた」を、自分がやると悲しいものです。

さらに「もの忘れをすることがある」と回答した954名に、「おととい食べた晩ごはんの内容を思い出せますか」と聞いたところ、「思い出せる」は68.3%で、「思い出せない」は31.7%でした。

「おとといの夕食の内容」を聞くのは、もの忘れをチェックする典型的な質問です。さらに、「何を食べたか」ではなく、「誰とどこで食べたか」もわからなくなってきたら、認知症などの可能性も出てきます。

あなたは、おとといの晩ごはんを、誰とどこで、何を食べたか覚えていらっしゃいますか?

[シニアガイド編集部]