お正月のお雑煮は、「朝食」に「家族みんなが集まって」食べるのが決まり
8割以上の人がお雑煮が好き
お正月に欠かせない料理の「お雑煮(おぞうに)」は、8割以上の人が好き。食べ方は「家族みんなが集まって、朝食に食べる」という調査結果が出ています。
この調査は、植物の種を販売するタキイ種苗が、インターネット上で行なったもので、20代から60代の男女336名が回答しています。
8割以上の人が「お雑煮が好き」で「今年も食べた」
まず、「お雑煮が好きですか」に「はい」と回答した人は84.2%、「いいえ」が3.9%、「どちらでもない」が11.9%でした。
とくに、50代と60代では「いいえ」と回答した人はいませんでした。
「2015年のお正月にお雑煮を食べましたか」も、同様の結果で、「はい」が85.7%、「いいえ」が14.3%でした。
つまり、8割以上の人が「お雑煮が好き」で「今年も食べた」と回答しています。
「家でお餅をつく」人より「人からもらう」人の方が多い
「お雑煮に使うお餅の入手方法」を聞くと、「お店で買う」が80.7%と一番多いのですが、次は「人からもらう」14.9%で、「家でおもちをつく」13.7%よりも多くなっています。
農家では、その地区の特定の家に集まって、皆でお餅をついて分け合う習慣がありますが、そういう習慣がまだ息づいているようです。
お雑煮は「朝食」に「みんなで」食べる
「お雑煮をいつ食べるか」という質問には、「朝食」が50.9%と多くなっています。「昼食」は12.5%、「夕食」は3.3%でした。
「どういう状況で食べますか」という質問には、「自宅で家族みんなで食べる」が86.3%と圧倒的に多い回答でした。ついで、「親戚が集まって食べる」と「自宅で1人で食べる」が15.2%で続いています。
お雑煮が家庭料理であり、家族や親戚と一緒に一種の儀式として食べられるものであることがよくわかります。
具は「大根」と「ニンジン」が多い
お雑煮は、「土地の産物とおもちを1つの鍋で煮た料理」ですが、お餅以外の具を複数回答可能で聞くと、「大根」と「にんじん」が50%を超えました。
ついで「三つ葉」「里芋」「ホウレンソウ」「小松菜」「長ネギ」などが20%を超えています。「里芋」は、九州、近畿、関東などの地域での回答が多かったとしています。
なお、お雑煮は、京都発祥の料理ですが、関西と関東の違いが大きい料理です。
関西では「丸餅」「昆布だし」「白味噌仕立て」が特徴で、具は大根や里芋を使います。関東では「角餅」「かつおだし」「すまし汁」で、具は大根、三つ葉、鶏肉を使います。両方の写真を載せてありますので、見比べてみてください。