資生堂が作った「がん患者さんのための外見ケアBOOK」
2月4日は「世界対がんデー」
2月4日は、国債対がん連合(UICC)が定めた「World Cancer Day(世界対がんデー)」です。この日は、がんへの意識向上と予防、診断・治療・研究への取り組みを促すために制定された記念日です。
弊誌も、その趣旨に賛同し、今日と明日はガン関連の記事を掲載します。
今日は、がん患者の方のために、がん治療の副作用に対応したメーキャップを教えるパンフレットを紹介します。
「がん患者さんのための外見ケアBOOK」
「がん患者さんのための外見ケアBOOK」は、資生堂ライフクオリティー ビューティーセンターが、2015年12月に公開したパンフレットです。
資生堂ライフクオリティー ビューティーセンターは、東京銀座に2006年に開設された施設で、医療機関と連携してメーキャップアドバイスを行なっています。
「がん患者さんのための外見ケアBOOK」は、その経験を生かして編集されたもので、日本対がん協会が協力しています。
このパンフレットは、がん治療の副作用による、肌色の変化や、脱毛などの悩みに対して作成されました。
具体的には、「肌色のカバー方法、テクニック」「自然な眉の描き方」「メーキャップとウィッグによるイメージチェンジの方法」などが紹介されています。
A5サイズ24ページのこのパンフレットは、紙媒体による少冊子の形で無料配布されています。全国約380カ所の専用商品取り扱いの化粧品専門店、デパートや小冊子提供希望の病院などで入手できます。
また、インターネット上でも公開されており、パソコンでアクセスすると、Flashプレーヤーを使ったビューワー画面で見開き表示ができます。スマホやタブレットでもページ単位で表示できます。
また、ビューワーに用意されたアイコンをクリックすることで、PDFファイルとしてもダウンロードできます。
病室などで通信環境が利用しにくい場合は、通信ができる場所でPDFファイルにダウンロードしておけば、いつでもスマートフォンで読むことができますのでおすすめです。