キャンピングカーのユーザーは何歳ぐらいで、どれぐらいお金をかけているのか
自由な旅の象徴「キャンピングカー」
宿泊するための設備を搭載した自動車のことを、日本では一般に「キャンピングカー」と呼びます。
英語では、「Recreational vehicle(RV)」と呼ぶので、日本でのユーザー団体も「日本RV協会」と名乗っています。
キャンピングカーは、自分で運転してどこにでも行けて、どこでも宿泊することができるので、自由に旅をしたい人々にとって憧れの存在です。
しかし、一般の人にとっては、どんな人が乗っているのか、手に入れるのにいくらぐらいお金がかかるのか、分かりにくい存在でもあります。
日本RV協会が、協会のホームページで行なった『キャンピングカーの「ユーザー像」に関する調査』の結果が公開されているので、これを基に、キャンピングカーのユーザーの実像を見ていきましょう。
40代から60代が中心
まず、年齢から見ていきましょう。
ユーザー層は、40代前半から始まり、60代後半までが中心です。
ピークは、40代後半から50代前半です。
あとで見るように、それなりの投資が必要な趣味なので、ある程度の年齢から上の方が中心となっています。
ユーザーは会社員が4割
キャンピングカーユーザーの職業は、「会社員」が多く42.2%と半分近くを占めています。
以下、「定年退職者」と「自営業」「会社役員」などが15%前後で続きます。
定年退職者が入っていることから、キャンピングカーがシニア層に浸透していることがわかります。
年収が「400万円未満」のユーザーが多い
キャンピングカーユーザーの年収は、「400万円未満」が一番多く、次は「1,000万円以上」と2極化しています。
「400万円未満」が多い理由の1つは、定年退職者の方が多いことでしょう。
400万円未満の年収でキャンピングカーを維持できているということは、一度、キャンピングカーを買ってしまえば、維持費はあまりかからのかもしれません。次のアンケートで聞いて欲しいところです。
キャンピングカーの値段は「500万円台」が多い
では、本命の「キャンピングカーの購入金額」です。
一番多いのは「500万円台」、次が「600万円台」と「400万円台」です。
つまり、400万円~700万円ぐらいが、一番多い価格帯と言えそうです。
やはり、ある程度、お金のかかる趣味であることは間違いありません。
ただし、「100万円未満」という方も、いないわけではありません。
憧れは30代から
最後に、「キャンピングカーが欲しいと思ったのは何歳の頃からでしょう」という質問に、一番多かった回答は「30代」でした。
やはり、ある程度の投資が必要な趣味なので、キャンピングカーを買いたいと思ってすぐに始められるわけではないようです。
キャンピングカーについては、専門の雑誌も出ていますので、まずはどんな選択肢があるかというところから始めてはいかがでしょう。