8月11日は新しい国民の祝日「山の日」。でも知っている人は36%

[2016/6/8 00:00]

8月11日は国民の祝日「山の日」

今年(2016年)から、8月11日が「山の日」という国民の祝日になりました。

山の日は、「山に親しむ機会を得て、山の恩恵に感謝する」日とされています。

それに合わせて、調査会社のマクロミルが、インターネット上で行なわれたアンケートの結果を公開しています。

このアンケートには、20代から60代までの1,207人が回答していますが、新しい国民の祝日「山の日」について「どんな日か、いつかも知っている」人は20.3%に留まっています。

「どんな日かは知っているが、いつかは知らない」人も15.7%なので、両方を合わせても認知度は36%に留まっています。

「まったく知らない」という人も24.8%いるので、まだまだ周知が行き届いていないということでしょう。

「山の日」を知っていますか n=1,207

しかし、山の日が国民の祝日になることについては、「非常に嬉しい」が16.2%、「嬉しい」が50.3%で、半分以上の人が喜びをもって迎えています。

基本的には歓迎ムードなので、周知が行き届いて、生活の中に定着することを祈りましょう。

山の日」が今年から新たに国民の祝日になることをどう思いますか n=1,207

95%の人が「登山について問題がある」と思っている

関連する質問として、「登山について問題がある」と思っている人は、回答者全体の95%に達しています。

登山に関し、問題だと思うことはあるか n=1,207

具体的な問題としては、「ゴミを持ち帰らない」「マナーの低下」「装備や知識がないままの登山」「し尿処理などトイレの問題」「遭難者が増えていること」などが挙げられています。

登山に関し、重大な問題であると思うこと n=1,207

30%の人が「登山で危ない目にあった」ことがある

さらに回答者の中から、2011年以降に登山経験がある人に限定して、「山で危ない目にあったことはあるか」と聞いています。

そして、30%の人が「危ない目にあったことがある」と回答しています。

山で危ない目にあったことはあるか n=210

危険な体験として挙げられているのは、「山の中で道に迷った」「急激な天候変化で困った」「遭難しかけた」「滑落した」など、一歩間違えれば遭難につながりかねないものでした。

山の日の制定で、登山に参加する人が増えているだけに、山に向かうときは、慎重な計画と万全の準備で臨みましょう。

山で遭った危険な体験の内容 n=210
[シニアガイド編集部]