歯医者に行く理由の32%は「定期的に通う時期だったから」
歯医者さんはどう見られているか
日本歯科医師会が、一般の人が歯科医師についてどう思っているかという調査結果を公開しています。
10代から70代の男女1万人を対象にしたインターネット調査で、地域や年齢の分散も考慮した精度の高い調査方法を使用しています。
一部の設問では年代別のデーターも公開されていますので、それを中心に見ていきましょう。
ほとんどの人は歯科医に行ったことがある
まず、どれぐらいの人が歯科医に通っているのでしょう。
「治療中」は14.1%で、「中断している」人は7.1%でした。
一見、少ないように見えますが、実は「治療を受けたことがない」人は3.8%しかいません。
つまり、95%以上の人は歯科医で治療を受けた経験があることになります。
歯科医に行く理由
では、人は何をきっかけにして歯科医を受診するのでしょう。
やはり、「痛み・はれ・出血があったから」が1番多くなっています。
そして、「過去に治療した箇所に不具合が生じたから」が続きます。詰め物が取れたり、差し歯が抜けたときなどです。
意外なことに、3番目に「定期的に通う時期だったから」が入っています。
一般に考えられているよりも、歯科医で定期的に健診を受けている人が多いようです。
定期的に健診を受けている人は半分近い
そして、「定期的に健診を受けている」人は「49.0%」もいます。
全体の半数の人は、歯科医に定期的に行く習慣があるのです。
特に、「10代」「60代」「70代」は健診を受けている人が多くなっています。
3人に2人は、かかりつけの歯科医が居る
かかりつけの歯科医師がいる人67.0%でした。つまり、3人に2人には、かかりつけ医がいることになります。
さらに、70代になると86.4%の人にかかりつけの歯医者さんがいます。
かかりつけ医を選ぶポイントは「通院に便利」
では、かかりつけ医は、どんな理由で選ばれているのでしょう。
1位は「通院に便利」で、「丁寧に診てくれる」と「治療技術に満足している」が続きます。
「信頼できる」「人柄が良い」という回答も多く、立地の便利さと歯科医師自身の魅力が、かかりつけ医になるポイントのようです。
治療には満足している人が多い
最後に、歯科医に対する満足度を見てみましょう。
歯科医に満足している人は、治療経験のある人の73.2%でした。「まあ満足している」という回答が60%近くあります。
「満足していない」という人は数%に留まっており、歯科医に対しては、ほとんどの人が満足しているようです。