息子が社会人になると、父親を見る目は変わるか
社会人を対象にした「父親との関係」のアンケート
不動産関連のオウチーノ総研が、社会人になった息子を対象に、父親との関係についてアンケートを取っています。
インターネットによるアンケートは、首都圏在住の20歳~39歳の社会人494人を対象としています。
成人した息子は、自分の父親をどのように捉えているのか見ていきましょう。
ほとんどの息子は、父親との仲は「良い」と答えている
「父親との仲は良好ですか」という質問に対して、「どちらかというと良い」が1番多く、50%を越えています。
これに「とても良い」を足すと、回答者の89.6%は「父親との仲は良好である」と感じています。
逆に言えば、「父親との仲が悪い」と感じている人は約10%しかいません。
90%以上が父親を尊敬している
「父親のことを尊敬していますか」という質問でも、「まあまあ尊敬している」が一番多く、40%を越えています。
これに「とても尊敬している」を合わせると、84.0%の人が「父親を尊敬している」と回答しています。
さらに、自分も父親である回答者に限定すると、「父親を尊敬している」人は90.1%に達します。
社会に出ると父親を見る目が変わる
「ご自身が社会に出て、父親を見る目は変わりましたか」という質問には、「変わらない」という回答が1番多くなっています。
しかし、「悪化した」という回答よりも、「好転した」という回答がずっと多くなっています。
自分も社会に出たことによって、父親の立場や苦労を思いやる機会が増えたのかもしれません。
このアンケートでは、全体的に父親に対して評価する回答が多くなっています。
これが、直接、自分の家庭の親子関係に影響するわけではありませんが、社会に出た息子が父親を見る目は、思っていたよりも暖かいかもしれません。
ただし、「父親に恋愛や仕事について話すことはありますか」という質問では、「特に何も話さない」という回答が一番多くなっています。性急に会話を求めて、せっかくの尊敬を台無しにしないように気をつけましょう。