【PR】高血圧と言われたら、自宅に血圧計を備えて毎日測った方が良い理由
「高血圧」は万病の元
会社の健康診断で、「高血圧」という診断を受けたことのある読者は多いのではないでしょうか。
「高血圧」は軽く見られがちな病気で、「まぁ、おれも中年だから」と勝手に判断し、「軽度異常を認めます」というC判定や、「異常を認めます。精密検査を受けてください」というD判定を受けても、そのまま放置している人が珍しくありません。
しかし、高血圧は「脳卒中」「狭心症」「心筋梗塞」「慢性腎疾患(CKD)」「大動脈瘤」など、怖い病気の入り口なのです。
自覚症状がないために、高血圧を放置していると、自分の命に係る大きな病気が忍び寄って来るのです。
家庭での血圧測定が重要になってきている
高血圧の治療を始めると、家庭にも血圧計を備えて、毎日血圧測定をするように言われます。
「病院で測った方が正確だし、そんなに変わるものじゃないから毎日測る必要があるのだろうか」、と疑問に思うところですが、これには理由があります。
病院で測る「外来血圧」では見つからない高血圧のタイプがあるのです。
なかでも有名なのは、病院で測ると血圧値が高くなってしまう「白衣高血圧」です。
白衣を着た医師や看護師の姿に緊張して、血圧が高くなってしまうのです。
また、血圧を下げる降圧剤を服用している時に多いのが「仮面高血圧」です。
これは病院に行く前だけ降圧剤を服用するので、病院で測ると正常値が出てしまうというものです。病院以外のほとんどの時間では、血圧は高いままなのです。
「白衣高血圧」と「仮面高血圧」は見落としやすいタイプの高血圧症状で、それを見つけるためには家庭での血圧測定が欠かせません。
治療のガイドラインも、家庭での血圧測定を重視する方向に改訂
治療のガイドラインも、家庭での血圧測定を重視する方向に変わってきています。
例えば、日本高血圧学会では、医師向けに高血圧の治療方針を定めた「高血圧治療ガイドライン」を定めていますが、2014年に改訂された最新版では、家庭での血圧測定を重視する方針が強く打ち出されました。
このガイドラインでは「診察室血圧と家庭血圧の間に診断の差がある場合、家庭血圧による診断を優先する」とも記されています。
また、一部の病気を除き、家庭で測定した血圧を、治療の目標値とすることも定められました。
たとえば「若年、中年、前期高齢者」では、診察室血圧「140/90mmHg未満」という目標とともに、家庭血圧「135/85mmHg未満という目標が設定されています。
毎日、自宅の血圧計で計測する数値が、そのまま治療の目標値であるという、とても分かりやすい形になりました。
家庭で測る血圧が、正式な治療の目標値となることで、毎日血圧測定を続けるモチベーションにもなります。
どんな血圧計が向いているか
血圧計には、大きさや価格、測定部位など、たくさんの種類があります。
しかし、高血圧治療に使用するためには、それに向いた製品があります。
参考となるのは「家庭血圧測定の指針」という日本高血圧学会が2011年に公開したガイドラインです。
ここには、使用する血圧計について「上腕オシロメトリック式」であることと、「聴診法との較差(こうさ)が5mmHg以内」であることが定められています。
つまり、ヒジより上の上腕で測定するタイプで、一定以上の精度がある製品が推奨されています。
例えば、国内の血圧計市場で、シェア1位のオムロン ヘルスケア株式会社の製品で言えば「HEM-7510C」がこの基準に該当します。
価格はオープンプライスですが、2016年6月現在の実勢価格は15,000円前後です。
「HEM-7510C」はスマホとの連携機能なども備えた多機能な製品ですが、基本的な性能が高く、本格的な高血圧治療に使うのに向いた製品です。
まず、毎日測ることから始めよう
人間ドックなどで、「高血圧」の判定を受けた経験のある方は、放置しては危険です。
まず、自宅に血圧計を備えて毎日測る習慣をつけましょう。
もちろん、必要に応じて、お医者さんに相談することも忘れてはいけません。その際に、毎日計測したデータを持参すれば、治療方針を定める資料として役に立つことでしょう。
※この記事の資料および画像は「オムロン ヘルスケア株式会社」の提供です