シニアは、意外なほどハロウィンに肯定的

[2016/10/21 00:00]
カボチャで作る「ジャック・オー・ランタン」はハロウィンのシンボル

シニア向けコミュニティサイトを運営する「シニアコム」が、自社の会員である50歳以上の男女670人を対象に行なった「ハロウィンに関するアンケート」の結果を公開しています。

「ハロウィン」は、日本では新しい行事なのですが、シニアの反応は意外なほど肯定的です。

ほとんどのシニアがハロウィンを知っている

「ハロウィンという行事を知っていますか」という質問に対し、「知っている」人は84%でした。

「聞いたことがある」を含めると98%と、ほとんどの人が認識しています。

ハロウィンの認知度

ハロウィンで連想するのは「かぼちゃ」と「仮装」

ハロウィンの仮装をした子供たち

「ハロウィンと聞いて連想するものは何ですか」という質問には、「かぼちゃ」が一番多く、「仮装」「お菓子」「魔女」「お化け」と続きます。

ハロウィンと聞いて連想するもの

自分で楽しむなら「家族」と「自宅」で

「今年のハロウィンは誰と楽しむ予定ですか」と「今年のハロウィンはどこで楽しみたいですか」も聞いています。

意外なことにハロウィンを楽しむ人は多く、「家族」や「配偶者」と、「自宅」や「飲食店」で楽しむと回答しています。

しかし、さすがに仮装して屋外に出る人は少ないようです。

一緒にハロウィンを楽しむ「人」
ハロウィンを楽しむ「場所」

羽目を外す若者にも肯定的

「ハロウィン当日に若者が仮装をし、町で騒いだり、暴れたりする人もいてニュースで報道されることも増えました。そういう風潮についてどのように思いますか」という質問には、約80%の人が「節度を持って楽しんでほしい」と答えています。

「けしからんと思う」という回答は9.3%に留まっており、意外なほど肯定的な結果となっています。

ハロウィンで羽目を外す若者に対する反応

日本では、ここ十数年で広まったハロウィン

毎年10月31日に行なわれるハロウィン(Halloween)は、つい20年ぐらい前までは、“カボチャで「ジャック・オー・ランタン(Jack-o'-Lantern)」を作って飾ったり、子どもたちが魔女やお化けに仮装して近くの家々を訪れ「Trick or Treat(トリック オア トリート)」と言ってお菓子をもらう、アメリカ中心の行事”という認識でした。

当時は、日本で楽しんでいる人は少なく、仮装した人が街中に出るようになったのは、ここ十数年のことです。

そういう新しい行事でありながら、今回のアンケートでは、シニアはハロウィンを意外なほど肯定的に受け止めています。

これは、「コスプレした子供たちが可愛いから」なのか、それとも「かぼちゃを使ったスイーツや料理がおいしいから」でしょうか。次回のアンケートでは、ぜひ「あなたがハロウィンを好きな理由/嫌いな理由」も聞いてほしいと思います。

[シニアガイド編集部]