6つの“禁止”だけで覚える「新しい洗濯表示」

[2016/12/1 08:50]

「新しい洗濯表示」が開始

2016年12月1日から、衣類に付いている洗濯方法を指示するための表示が新しいものとなりました。

「新しい洗濯表示」は、細かい指定が可能になった分、記号の種類が増えており覚えるのに苦労します。

もちろん、すべての記号の意味が分かれば、その衣類に適した洗濯方法を知ることができますが、そこまで必要な人は少ないでしょう。

ここでは、衣類を購入する際に、洗濯方法をチェックするために必要な最低限の記号だけを覚える方法を提案します。

「してはいけないこと」だけを覚える

衣類を購入するときに、チェックが必要なのは「洗濯機で洗えるか」「洗濯機がダメでも手洗いならOKか」「アイロンがけはして良いのか」などです。

つまり、「何かしてはいけない」と“禁止”している記号だけ覚えれば良いのです。

「新しい洗濯表示」では「禁止」のための記号は6つだけです。

手洗いを含めて、自宅で洗ってはいけません
アイロンをかけてはいけません
「乾燥機禁止」です。「タンブル乾燥」は聞き慣れない言葉ですが、洗濯乾燥機や乾燥機などの機械による乾燥を指します
漂白剤は使ってはいけません
ドライクリーニングをしてはいけません
ウェットクリーニングをしてはいけません。「ウェットクリーニング」とはクリーニング店が行なう特殊な水洗いです

これだけ覚えれば、その服を買ったときに、どう扱えば良いのか大まかなところはわかります。

余裕があれば、もう2つだけ覚えましょう。

手洗いができます
酸素系の漂白剤なら、漂白ができます

これで、「洗濯機は使えないが、手洗いはできる衣類」と「塩素系漂白剤は使えないが、酸素系漂白剤なら使える衣類」を見分けることができます。

なお、新しい洗濯表示を全部覚えるのは大変なので、下の一覧表をスマホに保存しておき、必要なときに見れば良いでしょう。プリントアウトして洗濯機のそばに貼っておくという手もあります。

新しい洗濯表示の一覧 出典:経産省
[シニアガイド編集部]