過去最高の暑さで、熱中症への対策が必要
[2018/7/24 00:00]
過去最高の記録的な暑さ
昨日(2018年7月23日)は、埼玉県熊谷市で、国内の観測史上1位となる「41.1℃」を観測されました。
東京都内でも、青梅市で「40.8℃」を記録し、都内で初めて40℃を越える気温が観測されました。
気象庁が23日に発表した気象情報によれば、“東日本と西日本では、7月9日頃から気温のかなり高い日が続き、記録的な高温となっています。気温の高い状態は、今後さらに2週間程度は続く見込みです”としており、7月末から8月上旬にかけて暑い日が続く見込みです。
東京都の救急車が史上最多の出場
このように気温が高い日に注意しなければならないのが「熱中症」です。
7月に入ってからの高温を受け、東京都消防局では、救急車の出場回数が過去最高を更新し続けています。
7月23日には、出場回数が「3,383回」で過去最高となりました。
この日、搬送された人のうち「371人」が熱中症の疑いとなっています。
すでに、過去の出場回数の1位から7位までを、今年7月が占めています。
連日続く高温による熱中症が出場回数に増加につながっていることが分かります。
熱中症の予防法
熱中症にかかりやすい状況になったときには、どのように予防すれば良いでしょう。
厚労省のリーフレットでは、次の3点を挙げています。
- 暑さを避ける
- 体を冷やす
- こまめに水分を補給する
具体的な対策としては、次の点に気をつけましょう。
- エアコン/扇風機を使って室温を調整する
- 通気性の良い、ゆるやかな服装をする
- 水や塩分を定期的に摂取する
特に、エアコンを使用せずに熱中症になり、救急搬送される例が毎年報告されています。
室内に温度計と湿度計を備えて、一定の気温と湿度になったらエアコンを使うことを心がけましょう。
付録:熱中症の応急処置
【お知らせ】この記事は2018年7月25日にデータを更新しました。