旅行代理店による「花火大会ツアー申込者数ランキング」
花火大会のランキング
旅行代理店の阪急交通社が、「花火大会ツアー申込者数ランキング」を公開しています。
このランキングは、阪急交通社の旅行サイトで、2018年7月1日~9月30日に開催された花火大会を目的としたツアーの申込者数を基にしています。
最近の花火大会は、有料席の予約が必要な場合があるため、この時期にランキングが公開されました。
下のランキング一覧の、花火大会の名前をクリックすると、その花火大会の解説へジャンプします。記事内の写真と解説は、阪急交通社の提供です。
1位:大曲(おおまがり)花火大会【秋田県】
100年以上の歴史を誇り、毎年70万人以上の観客を集めるという「大曲の花火」が1位でした。
全国の花火師が集まって技を競い合う全国花火競技大会でもあり、優秀な花火師には内閣総理大臣賞や経済産業大臣賞などが贈られます。
大曲の花火は全国で唯一、昼花火の競技が開催される珍しい花火大会でもあります。
2019年の大会テーマは「平生凛々」。プログラムの後半、「花火ミュージカル・令和祝祭」と題された2,000発以上打ちあがる大会提供花火にも注目が集まります。平成のヒット曲や俳優のせりふを交えた、ドラマ仕立てのものだそうです。
2位:長岡まつり大花火大会【新潟県】
1,488名の命が奪われたという昭和20年長岡空襲。その翌年、復興を願って始まったのが長岡復興祭であり、花火大会の開かれる長岡まつりの前身です。
それから70年以上にわたり開催され続け、全国から観覧者が訪れる日本三大花火大会の1つとなりました。
ナイアガラ超大型スターマイン、ミュージック付スターマイン、正三尺玉&ナイアガラといった名物花火の予定が記された2019年のプログラムも公開されており、復興祈願花火「フェニックス」(新潟県中越大震災に伴う復興祈願花火)は、15周年記念バージョンとなるようです。
3位:ハウステンボス花火大会【長崎県】
ハウステンボスの花火大会は、九州最大規模の花火が繰り広げられます。
ハウステンボスでは1年を通して花火が楽しめますが、今夏の花火の注目は、「ジブリの名曲に合わせて打ちあがるスペシャル花火」と「九州一花火大会」。
ハウステンボス内で開催される「鈴木敏夫とジブリ展」に合わせ、ジブリの名曲に合わせて打ち上げるスペシャル花火が日本初開催されます。
「九州一花火大会」では、世界花火師競技会の決勝戦が開かれます。打上総数は22,000発。世界一の花火師を決定します。
4位:足利花火大会【栃木県】
渡良瀬川の河川敷で開催される「足利花火大会」。2019年で105回目になるという、歴史のある花火大会です。
2018年に阪急交通社では、桐生八木節(きりゅうやぎぶし)まつりと足利花火大会をセットにしたツアーを企画。桐生八木節まつりでは、航空自衛隊のブルーインパルスが展示飛行するなどで人気を集めました。
足利花火大会のフィナーレには、総延長800mもある「大ナイアガラ」と「ワイドスターマイン」の競演が楽しめるそうです
5位:勝毎(かちまい)花火大会【北海道】
今年で創刊100年となる十勝毎日新聞を発行する、十勝毎日新聞社主催の花火大会です。
北海道で最初の花火大会として1929年に第1回が開催された勝毎花火。近年は360度の全方位カメラを使ったVR生中継など面白い企画も実施されます。
今年は、十勝毎日新聞創刊100年記念プログラムが行われ、初めての演出方法で花火大会を盛り上げます。
フィナーレの錦冠(にしきかむろ・花開いた後、下にゆっくり垂れる花火)の連発は勝毎花火の代名詞とも言われ、見事な光景を夜空に映し出します。
6位:ぎおん柏崎まつり海の大花火大会【新潟県】
ぎおん柏崎まつりのフィナーレを飾る「海の大花火大会」。打ち上げ範囲が広いという特性を活かして、ワイドに打ち上げる花火を中心に構成しているとか。
尺玉300連発、尺玉100発一斉打上、そして「海中空スターマイン」に、600mに渡って花火が打ち上げられる「ワイドスターマイン」など、みどころがいっぱいです。
ぎおん柏崎まつり自体は昭和25年に誕生とされていますが、1840年(江戸時代の末期)には、八坂神社の祇園祭の祭礼として花火を打ち上げていたという記録が古文書に残っているそうです。
7位:関門海峡花火大会【山口県、福岡県】
山口県と福岡県、二つの県をまたいで行われる日本でも珍しい花火大会が「関門海峡花火大会」です。
1988年から「アジアポートフェスティバル in KANMON」として両県合同での開催が始まりました。
打ち上げは下関側、門司側両方で行われ、ライトアップされた関門橋と花火とのコラボレーションが楽しめます。例年の人出は両方合わせて約120万人と全国的にも大規模です。
8位:天神祭 神賑行事「奉納花火」【大阪府】
日本三大祭りの一つ、天神祭で行われる奉納花火です。
天神祭の本宮では、約100隻の船が川(大川)を行きかう船渡御(ふなとぎょ)が有名です。その船渡御に合わせて約4,000~5,000発の花火が打ち上がります。
天神祭オリジナルと言われる、「紅梅」という花火や、協賛企業の名前などが入る「文字仕掛け花火」が名物となっています。
9位:びわ湖大花火大会【滋賀県】
開催のきっかけは、1984年に行なわれた世界湖沼環境会議(「世界湖沼会議」の前身)。この会議が大津市で開催されることになり、おもてなしの想いも込めて第1回びわ湖大花火大会が開かれたそうです。
日本で一番大きい湖での花火大会という特徴を活かした水中スターマインなどが見どころです。
10位:青森花火大会【青森県】
青森花火大会は、昭和22年青森ねぶた祭の前身となる港まつりの一環として初めて開催され、今年で65回目を迎えます。
例年青森ねぶた祭の最終日に行われ、ねぶたの海上運行をバックに花火が打ち上げられ、世界で唯一の、ねぶたと花火のコラボレーションを楽しむことができます。