山梨、愛知、長野、福島に「インフルエンザ警報」を発令。全国の患者が10万人を超える
[2023/11/11 00:00]
新たに4つの県に「警報」を発令
例年は冬に流行するインフルエンザですが、今年は季節外れの流行が続いています。
インフルエンザでは、定点に指定された病院の患者が「10人」を超えると「注意報」が、「30人」を超えると「警報」が発令されます。
11月5日の時点では、「山梨県」「愛知県」「長野県」「福島県」の4県に「警報」が発令されました。
すでに「警報」が発令されている「埼玉県」と「愛媛県」を加えると、6県になります。
定点病院ごとの患者の平均も「21.13人」となり、11週連続で増え続けています。
報告された患者の数も、今シーズン初めて10万人を超えて「104,359人」となりました。
石川県にも「注意報」
今週から、「石川県」に「注意報」が発令されました。
これで、47の都道府県のうち、43の県で「警報」か「注意報」が発令されています。
また、「警報」レベルに近づいている県も多く、今後も油断できません。
「警報」や「注意報」が発令されていないのは、「青森県」「岩手県」「富山県」「福井県」の4県だけです。
ほぼ全国でインフルエンザが流行していると言って良いでしょう。
「警報」が発令された県と、それに近い県
- 山梨県 39.63人
- 埼玉県 34.84人
- 愛知県 34.62人
- 長野県 32.89人
- 福島県 32.66人
- 愛媛県 30.62人
- 千葉県 28.78人
- 佐賀県 28.59人
- 鳥取県 28.38人
- 高知県 27.80人
- 大分県 25.74人
予防の基本は「マスク」と「手洗い」
インフルエンザの予防は、「マスクの着用」「手洗い」「人混みを避ける」が基本となります。
特に高齢者は、インフルエンザワクチンの接種も検討してください。
ワクチンの接種は、市区町村単位で行なわれています。
高齢者については補助もあるので、もよりの市区町村のホームページで確認してください。