インフルエンザの流行がさらに拡大。佐賀に「警報」を、岩手と富山に「注意報」を発令

[2023/11/18 00:00]
赤は「警報」、黄は「注意報」が発令された県

佐賀県に「警報」を発令

例年は冬に流行するインフルエンザですが、今年は季節外れの流行が続いています。

インフルエンザでは、定点に指定された病院の患者が「10人」を超えると「注意報」が、「30人」を超えると「警報」が発令されます。

11月12日の時点では、「佐賀県」に「警報」が発令されました。

ただし、流行の勢いは少し止まり、定点病院ごとの患者の平均は「17.35人」に減りました。

報告された患者の数も「85,766人」に減り、10万人の大台を切りました。

ほぼ全国に「注意報」が発令中

今週は、「岩手県」と「富山県」に「注意報」が発令されました。

これで、47の都道府県のうち、45の県で「警報」か「注意報」が発令されています。

「警報」や「注意報」が出ていないのは、「青森県」と「福井県」の2つだけです。

すでに、ほぼ全国でインフルエンザが流行していると言って良いでしょう。

・拠点当たりの患者数が多い県


    佐賀県 36.13人
    山梨県 29.78人
    長野県 27.78人
    愛知県 27.35人
    北海道 25.78人
    埼玉県 22.31人
    高知県 22.27人
    大分県 21.91人
    鳥取県 21.45人
    福島県 20.99人

予防の基本は「マスク」と「手洗い」

インフルエンザの予防は、「マスクの着用」「手洗い」「人混みを避ける」が基本となります。

特に高齢者は、インフルエンザワクチンの接種も検討してください。

ワクチンの接種は、市区町村単位で行なわれています。

高齢者については補助もあるので、もよりの市区町村のホームページで確認してください。

[シニアガイド編集部]