すべての都道府県に「インフルエンザ」の警報または注意報を発令。患者数も10万人を超える
[2023/11/25 00:00]
全都道府県で「注意報」以上の流行
インフルエンザの流行が再び広がり、すべての都道府県に「注意報」または「警報」が発令されました。
インフルエンザでは、定点に指定された病院の患者が「10人」を超えると「注意報」が、「30人」を超えると「警報」が発令されます。
11月19日の時点では、最後に残っていた「青森県」と「福井県」にも「注意報」が発令されました。
これで、すべての都道府県にインフルエンザの流行が及んだことになります。
定点病院ごとの患者の平均も増加しており、今シーズン最高の「21.66人」となりました。
報告された患者の数も「106,940人」で、10万人の大台を超えています。
「警報」の発令が4県に増える
現在、「警報」が出ているのは「佐賀県」「北海道」「長野県」「宮城県」の4県です。
特に「佐賀県」は、2週連続の「警報」となっており、患者数も増えています。
また、多くの県が「警報」のレベルに近づいており、注意が必要です。
・拠点当たりの患者数が多い県
佐賀県 47.26人
北海道 39.21人
長野県 35.59人
宮城県 31.86人
愛知県 28.88人
山形県 28.77人
鳥取県 28.59人
福島県 28.35人
長崎県 28.23人
予防の基本は「マスク」と「手洗い」
インフルエンザの予防は、「マスクの着用」「手洗い」「人混みを避ける」が基本となります。
特に高齢者は、インフルエンザワクチンの接種を検討してください。
ワクチンの接種は、市区町村単位で行なわれています。
高齢者については補助もあるので、もよりの市区町村のホームページで確認してください。