インフルエンザの流行がさらに拡大。全国の半分に「警報」を発令。
[2023/12/2 00:00]
全国のほぼ半分に「警報」を発令
インフルエンザの流行が広がり、北海道、東北、東海、中国、九州などの地域が深刻な状態になっています。
インフルエンザでは、定点に指定された病院の患者が「10人」を超えると「注意報」が、「30人」を超えると「警報」が発令されます。
11月26日の時点では、全国の半分にあたる23の道県に「警報」が、それ以外の都府県には「注意報」が発令されています。
定点病院ごとの患者の平均も増加しており、今シーズン最高の「28.30人」となりました。
報告された患者の数も「139,914人」で、前の週から約4万人も増えています。
「警報」の発令が4県に増える
「警報」が出ている県のうち、「北海道」「長野県」「佐賀県」「宮城県」は、特に流行が激しく、定点当たりの患者数が50人前後となっています。
また、「注意報」レベルの県も「警報」のレベルに近づいており、注意が必要です。
・インフルエンザ警報が出ている県
- 北海道 51.90人
- 長野県 51.83人
- 佐賀県 49.67人
- 宮城県 43.78人
- 長崎県 43.67人
- 福岡県 41.44人
- 熊本県 39.23人
- 福島県 38.38人
- 鳥取県 38.17人
- 山形県 35.07人
- 大分県 34.76人
- 鹿児島県 34.24人
- 岩手県 33.97人
- 三重県 33.82人
- 群馬県 33.46人
- 宮崎県 32.50人
- 愛知県 32.23人
- 岡山県 31.35人
- 静岡県 30.96人
- 広島県 30.96人
- 栃木県 30.58人
- 新潟県 30.31人
- 石川県 30.27人
予防の基本は「マスク」と「手洗い」
インフルエンザの予防は、「マスクの着用」「手洗い」「人混みを避ける」が基本となります。
特に高齢者は、インフルエンザワクチンの接種を検討してください。
ワクチンの接種は、市区町村単位で行なわれています。
高齢者については補助もあるので、もよりの市区町村のホームページで確認してください。