今年の新成人は「106万人」。過去最大だった1970年の半分以下に減少

[2024/1/8 00:00]

今年の新成人は「106万人」

2024年の1月8日は「成人の日」という祝日です。

成人の日の意味は「おとなになったことを自覚し、みずから生き抜こうとする青年を祝いはげます」とされています。

現在、「成人」の定義は満18歳となっています。

2024年1月1日時点で「18歳」の人口は「106万人」でした。

これは、前の年に比べて6万人も減っています。

最大だった年の半分以下に減少

「成人」の年齢が、20歳から18歳になったのは、2022年4月1日です。

そのため、過去の統計では「新成人」は、その時点で20歳だった人になります。

「新成人」がもっとも多かったのは1970年の「246万人」でした。

今年は「106万人」ですから、当時に比べると「新成人」の人口は半分以下になっています。

少子高齢化の傾向は、新成人の数にも表れているのです。

出典:総務省統計局

「はたちのつどい」になった「成人式」

なお、「成人の日」に今年18歳になった新成人のために行事である「成人式」を行なう自治体は多くありません。

これは、「成人式」が「20歳になったことを祝う行事」として定着してしまったからです。

そのため、多くの自治体では「はたちのつどい」と称して、満20歳になった人を対象にした行事を行なっています。

また、いわゆる「ハッピーマンデー制度」によって、2000年に「成人の日」自体が「1月15日」から「1月の第2月曜日」に変わりました。

そのため、「はたちのつどい」自身も「成人の日」から離れて、お正月やお盆の帰省に合わせて行なう自治体もあります。

例えば、新潟県佐渡市では、お盆休みに合わせて8月15日に「二十歳のつどい」を開催しています。

成人の定義が18歳からになり、「成人の日」と「成人式」が切り離されたことよって生まれた「はたちのつどい」は、その地域の特性に合わせた日程で行なわれているのです。

今年、18歳や20歳になる人に祝意を述べるときには、そういうことも思い出してあげてください。

[シニアガイド編集部]