50代が想像しているよりも、シニアは生活に幸福を感じている
60歳以上の7割以上が「幸福」と感じている
50代のシニア予備軍が想像しているよりも、実際のシニアは幸せな生活と感じている人が多いという調査結果が出ています。
この調査は、大和ネクスト銀行が、2015年11月にインターネット上で行なったものです。50代(シニア予備軍)と60~79歳(シニア) の男女合計1,000名に、60歳以降のシニアライフについて、予想と実感を聞いています。
50代では「60歳以降は、どのような生活が訪れると予想しているか」という設問に対し、「幸福(ハッピー)」と答えた人が56.8%、「不幸(ミゼラブル)」と答えた人が43.2%でした。
それに対し、60代と70代の人は「現在送っているシニアライフの実感は」という設問に対し、「幸福」が78.3%、「不幸」が21.7%でした。この傾向は昨年の調査でも同様でした。
50代の人が想像しているよりも、実際にシニアライフを送っている人の方が、幸福感が高い生活を送っているようです。
旅行、読書、嗜好品が生活の楽しみ
では、アンケートの回答者は、どのように生活を楽しんでいるのでしょう。
50代を含む全回答者に、今年 (2015年) 、楽しんだことを聞いたところ、「旅行」、「読書」、「嗜好品 (コーヒー、紅茶、お酒など) 」、「ドラマ鑑賞」、「音楽鑑賞」の順でした。
60代以上に限ると、「家庭菜園・ガーデニング」、「ウォーキング・ランニング・マラソン」、「同窓会・旧友との交流」などの順位が上がります。
また、女性では「料理」、「グルメ巡り」、「同窓会・旧友との交流」などの順位が男性より高くなっています。
情報源は、テレビと新聞とクチコミ
60代と70代の男女に対して、生活を楽しむための情報源を聞いたところ、「テレビ」、「新聞」、「友人・知人のクチコミ」、「ポータルサイト (Yahoo!など) 」の順でした。
男女による差は大きく、男性は「新聞」や「ポータルサイト」が、女性は「友人・知人のクチコミ」が多くなっています。
女性は友人や知人との生のコミュニケーションを重視しているのに対し、定年後はパソコンや新聞で世間とつながっている男性というライフスタイルの違いが感じられます。
このアンケートでは、紹介した「幸福感」に関連した項目以外に資産形成や相続に関する設問も用意されています。そちらにご興味のある方はリンク先のニュースリリースをご覧ください。