女性は日常の中で、男性は身体を動かす場面で年齢を感じる
50代から70代まで1,000名の調査
ソニー生命保険は「シニアの生活意識調査」を、3年連続で行なっています。
今回の調査は2015年7月にインターネット上で行なわれ、50代500名、60代と70代合計で500名の合計1,000名の回答を得ています。男女は同数に調整されています。
今年の結果から、シニアの生活実感についての項目を紹介しましょう。
女性は日常で、男性は活動で年齢を感じる
まず、「自分がシニアになったな」と思ったシーンを聞いています。
「白髪が増えたと感じたとき」が最も多く、次いで、「人やモノの名前がなかなか出てこないとき」、「小さな文字が見づらくなったとき」、「運動の際に思ったよりも体が動かなかったとき」などが続きます。
男女別にみると、『外見の変化』によって自覚をするのは男性より女性で、「白髪が増えたと感じたとき」と「シワが増えたと感じたとき」では女性のほうが20ポイント以上高くなりなっています。
一方で、「運動の際に思ったよりも体が動かなかったとき」は、男性は1位ですが、女性は5位に留まっています。
女性は日常の中で年齢を感じますが、男性は身体を動かす場面で初めて衰えを感じる人が多いのでしょう。
男性は現在の生活への満足感が薄い
「現在の生活に満足しているか」という質問では、「満足している」が過半数を占めました。
しかし、満足している男性は、半数に届いておらず、6割近くが「満足」としている女性とは大差があります。
健康に自信があるのは3分の1
「健康に自信があるか」という質問には、「自信がある」「自信がない」「どちらともいえない」が、それぞれ3分の1となっています。
認知症への不安は女性のほうが高い
「認知症に対する不安を感じたことがあるか」という質問でも「ある」「ない」「どちらともいえない」は、それぞれ3分の1です。しかし、「不安を感じたことがある」女性は、男性よりもずっと多く、4割を超えています。
大切にしているものは「健康」
「現在の生活において大切にしているもの」という質問には、「健康」「お金」「子ども・孫」「趣味」「パートナー(妻・夫・恋人)」の順でした。とくに「健康」を挙げた人が多くなっています。
これから大切にするのは「趣味」
「これからの生活において、時間とお金を優先的に費やしたいこと」という質問には、「趣味」「パートナーとの絆づくり」「健康増進・アンチエイジング」「子ども・孫との絆づくり」でした。
男女とも、1位は「趣味」です。2位は男女で分かれ、男性は「パートナーとの絆づくり」が、女性は「健康増進・アンチエイジング」となっています。