昨年生まれた日本人は100万人、死んだ日本人は130万人

[2016/1/12 04:59]

2015年は、100万人が生まれ、130万人が死亡した

「日本人は、2015年に100万8千人が生まれ、130万2千人が死亡しました。差し引きで29万4千人の人口減となりました。」

これは、厚生労働省から2016年1月に発表された「人口動態統計の年間推計」による数字です。

出生数が減り、死亡者数が増えている傾向がよくわかる

減り続ける出生数

出生数は100万8千人で、前年よりも少なく、長期的な低下が止まっていません。

出生数の減少傾向は止まっていない

増え続ける死亡者数

死亡者数の130万2千人は、昨年を上まっており、昭和22年(1947年)以降で最大となっています。

なお、死亡原因は、悪性新生物(がん)、心臓疾患(心疾患)、肺炎、脳血管疾患の順でした。この順位はここ数年変わっていません。

年間の死亡数は130万人を超えており、増加傾向が続いている

死亡者数は増加していますが、それ以上に出生数が減少しているため、人口の減少は続いています。

平成17年(2005年)を境にして、人口の減少が続いている

婚姻と離婚

人口の推移や社会保障に影響する結婚についても見てみましょう。

婚姻件数は63万5千組、離婚件数は22万5千組と推計されています。

結婚と離婚の比率は、約2.8対1です。

結婚する人は、ピーク時の6割ぐらいになっている
離婚数も減少が続いている

日本人の人口は1億2,525万2千人

別の推計によれば、2015年10月1日時点での、日本人の人口は「1億2,525万2千人」と推計されています。

この人口を元にして計算すると、人口千人当たりの出生率は「8.0」、死亡率は「10.4」、婚姻率は「5.1」、離婚率は「1.8」となります。

つまり、人口千人当たり、8人が生まれ、10人が死亡し、5人が結婚し、1.8人が離婚した計算となります。

[シニアガイド編集部]