いま50代の人は、いつから年金が貰えるか
[2016/2/12 17:49]
現在は65歳まで引き上げの途中
いま50代の人は、いつから自分の年金が貰えるか、パッと答えるのが難しい年代です。
というのは、年金は支給開始年齢を60歳から65歳へと引き上げている途中で、いま50代から60代の人達は3年ごとに、支給開始年齢が異なっているのです。
また、同じ誕生日でも、男女によって、年金の支給開始年齢が異なっていますので、ますます自分の年金が貰えるのかわかりにくくなっています。
支給開始年齢の引き上げは時間がかかる
そもそも、年金の支給開始年齢を引き上げるには時間がかかります。
なぜなら、個人の生活設計に密接に関わってくるので、支給開始年齢を引き上げるにはかなり以前から告知しておく必要があるからです。
たとえば、今年から年金が入る予定で退職した人に「支給を1年遅らせて来年からになります」と、いきなり宣告すれば、大問題となります。
既得権を侵害したと受け止める国民に、国や政府への信任は期待できないでしょう。
少なくとも、対象となる人が、40代後半から50代初めぐらいまでには、「いつから引き上げますよ」という告知をしなければなりません。
また、働き続けるにしても、労働制度の変更も伴ないます。
今回の65歳への支給開始年齢引き上げにあたっても、65歳まで働き続けられる法律の整備がなければ実現できなかったでしょう。
具体的にいつから貰えるのか
下に掲げるのは、具体的には、いつから年金が貰えるのか生年月日別にまとめた資料です。
ご自分の誕生日から確認しておきましょう。
なお、男性の1961年4月2日以降生まれと、女性の1966年4月2日以降生まれの方は、基礎年金/厚生年金とも65歳からの支給となります。