両足でペダルを踏んで進む車いす「COGY(コギー)」
[2016/7/3 00:00]
両足でペダルを踏む車いす
TESSが製造販売している車いす「COGY(コギー)」は、自転車のように、両足でペダルを踏んで進む車いすです。
COGYは、東北大学大学院医学系研究科客員教授 半田康延博士のグループが研究開発した世界初の介護福祉機器です。
COGYは、2009年に「Profhand(プロファンド)」という名称で発売されましたが、“あきらめない人の車いす”をコンセプトに今回リニューアルされ、製品名が変わり、ブランドサイトもできました。
下半身麻痺でもCOGYに乗れる可能性がある理由
COGY試乗会の動画を見ていると、下半身や全身がマヒしていて歩けない方でも、片足が少しでも動けば、COGYのペダルを踏んで移動する場面が出てきます。
これは、脊髄の「原始的歩行中枢」により、右足を動かしたあとは左足という反射的な指令が出ているため、片方の足がわずかでも動けば、もう片方の麻痺していた足が動いてペダルが踏めると説明されています。
COGYに乗る人の動画を見ていると、電動車いすや介助者に頼っていた移動が、自分の意志でできるようになる喜びが伝わってきます。
【メーカーによる「COGY試乗会」の模様】
COGYの販売ルートと価格
COGYは、自社でネット通販されるほか、全国に販売代理店があります。
価格は、Mサイズが329,000円、Lサイズが370,000円です。福祉機器のため消費税は非課税です。
ボディカラーは、「ソリッドイエロー」と「イタリアンレッド」の2色があります。
レンタルやリースについても、TESS本社で相談を受け付けています。
また、COGYの試乗ができる場所も用意されています。まだ22カ所(2016年6月現在)なので全都道府県ではありませんが、お手近の場所を探してみてください。