新しい国民の祝日「山の日」で、夏休みが長くなった人は16.9%

[2016/7/21 00:00]

8月11日は「山の日」

今年からできた新しい国民の祝日「山の日」は、8月11日です。

山の日は16番目の祝日で、8月の祝日は、これが初めてとなります。

山の日が8月11日に決まるまでには、いろいろな経緯がありましたが、この日になった理由の1つは「夏休み(お盆休み)」とつなげて、長い休暇が取りやすくなることでした。

山の日で夏休みが長くなった人もいる

では、山の日ができたことによって、実際に社会人の夏休みは長くなったのでしょうか?

調査会社のマクロミルが、20~59歳の有職の男女971人を対象にアンケートしています。

「山の日の施行によって、夏休みに影響が出ましたか」という質問に対して、「山の日ができたことで、例年より長くなる予定」と回答した人は「16.9%」に留まりました。

例年通りという回答が54.3%で一番多く、例年より短くなる予定という人も2.2%います。

とりあえず、今年については、山の日によって夏休みが長くなる人は限られているようです。

山の日ができて夏休みに影響がありましたか

実際の夏休みは「平均3.9日」

では、アンケートの回答者たちは、実際にはどれぐらいの夏休みが取れたのでしょう。

夏休みの平均取得予定日数は3.9日間でした。

夏休みの期間については、人によって差が大きく、0日(夏休みを取得する予定はない)という人が19.2%、7日以上という人が14.8%います。

このように、一人ひとりの労働条件の差が大きいため、「山の日」が増えても、それがすぐに夏休みが長くなることに結びつかないのでしょう。

夏休みの取得日数
[シニアガイド編集部]