50代と60代の独身男女が、異性のパートナーを求める理由

[2016/9/19 00:00]

婚活支援サービスのパートナーエージェントは、50代と60代の独身男女2,000人に「シニア層の婚活意識」に関するアンケート調査を行なっています。

アンケートによれば、「男性の方が、異性のパートナーを求めている人が多い」ことがわかりました。

とくに、50代の独身男性では、約半分の人が異性のパートナーを求めています。

男性の方が、異性のパートナーを求める願望が強い

「恋愛・結婚について、どのような願望を持っていますか」と質問しています。

一番多い回答は「特に願望はない」でした。

しかし、年代や性別による違いは大きく、女性よりも男性の方が、50代と60代では、50代の方が、異性のパートナーを求めています。

例えば、50代の独身男性の半数近くは、なんらかの形での異性のパートナーを求めていますが、60代の独身女性の8割は、とくにパートナーを求めていません。

また、パートナーとの関係については、「結婚(入籍)相手が欲しい」という回答が一番多いものの、「恋人が欲しい」や「異性の友人がほしい」「事実婚・同棲相手がほしい」という回答も多く、結婚(入籍)に対する願望よりも、形式にこだわらず異性のパートナーを求めているようです。

恋愛・結婚についての願望 (n=1,958)

一人暮らしへの不安もパートナーを求める動機

前の質問で、「結婚(入籍)相手が欲しい」または「事実婚・同棲相手が欲しい」と回答した人に、その理由を聞いています。

性別や年齢を越えて、一番多い回答は「安心・信頼できるパートナーが欲しいから」でした。

2位も「人生をより充実させたいから」という前向きな理由です。

3位は「1人では寂しいから」でした。

この3つが、異性のパートナーを求める主な理由となっています。

また、「健康面が不安だから」「孤独死が怖いから」という回答も多く、一人暮らしへの不安からパートナーを求める人もいることがわかります。

結婚・事実婚・同棲の相手を求めている理由 ※複数回答可 (n=312)

男性は「子供が欲しい」、女性は「経済的な不安」も大きな動機

今回のアンケートで、「結婚・事実婚・同棲の相手を求めている理由」を性別で見ると、男性では「子供が欲しいから」、女性では「経済的に不安だから」という回答が多いという特徴があります。

50代男性では23.0%の人が、60代男性でも22.0%の人が、「子供が欲しいから」と回答しています。

しかし、50代や60代で新たに子供を作るとすれば、その子供が成人する頃には、自分は定年を過ぎている計算になります。そういう冷静な計算よりも、自分の子供が欲しいという願望が強いのかもしれません。

なお、50代女性では「子供が欲しいから」という回答は1.6%に留まっており、経済面や肉体面での冷静な判断が感じられます。

一方、「経済的に不安だから」を挙げた50代女性は42.9%、60代女性は52.2%に上っています。

これは、「安心・信頼できるパートナーが欲しいから」「人生をより充実させたいから」「1人では寂しいから」などの異性のパートナーを求める主な理由と、ほぼ同じ割合です。

それだけ、女性が異性のパートナーに対して「経済力」を求める気持ちが強いことがわかります。

婚活などで、パートナーを探す場合は、これらの男女の願望の違いについても覚えておきましょう。

[シニアガイド編集部]