病気やケガによる入院日数は平均19.1日、費用は22.1万円
公益財団法人の生命保険文化センターが「平成28年度 生活保障に関する調査(速報版)」を公開しています。
この調査は、全国の18歳から69歳の男女に対して行なわれ、有効サンプル数は4,056人でした。
今回は、このレポートから「病気やケガなどの医療」についての項目を紹介します。
この調査結果によって、病気やケガによる入院時に、どれぐらいの日数やお金がかかるのかが明らかになっています。
平均入院日数は「19.1日」
過去5年間に、自分自身の病気やケガで入院した経験がある人は「14.8%」でした。
思ったよりも高い割合で、入院経験がある人がいることがわかります。
そして、その際の平均入院日数は「19.1日」でした。
入院日数が「5~7日」と「8~14日」の人が多く、2つを足すと50%を越えてます。
つまり、入院しても14日以内で退院する人が多いことがわかります。
「高額療養費制度」の利用者は60%止まり
医療費が一定の「自己負担限度額」を超えると、それ以上の支払いが払い戻される「高額療養費制度」を利用した人は、全体の「60.5%」でした。
しかし、あらかじめ病院での支払いを自己負担限度額にとどめることができる「現物給付」を利用している人は「40.9%」に留まっています。
高額療養費制度を利用するときは、入院の前に「限度額適用認定証」を国保や健保の窓口で取得しておき、病院の窓口に提示すると、最初から「現物給付」を受けることができて、自己負担限度額以上は請求されません。
この方法を使うと、後から面倒な申請作業を行なう必要がなくなります。
手続きが簡単な「現物給付」制度について、もっと周知が必要なことがわかります。
入院時の平均費用は「22.1万円」
入院時にかかった費用の平均は「22.1万円」でした。
これは医療費のほか、差額ベッド代や交通費、日用品などの費用も含みます。また、高額療養費制度を利用した場合は、利用後の金額です。
分布を見ても「10万円~20万円未満」が39.3%で、一番多くなっています。1回の入院について「20万円前後」を費用の目安として考えれば良いでしょう。
1日当たりの費用は「19,800円」
入院にかかった費用を、日数で割った1日当たりの費用の平均は「19,800円」でした。
分布を見ると、「10,000円~15,000円未満」が24.5%と多く、「10,000円未満」の人も多くなっています。
万一の備えは20万円前後必要
ここまでの数字をまとめてみましょう。
- 過去5年間に、自分自身の病気やケガで入院した経験がある人は「14.8%」
- 平均入院日数は「19.1日」
- 入院時にかかった費用の平均は「22.1万円」
- 入院1日当たりの費用は「19,800円」
入院費用については、高額療養費制度を利用すれば、自分の収入に応じた一定金額以上はかかりません。一般的な収入であれば、月8万円強です。
また、入院期間については短くなる傾向があり、14日以内で退院する例が増えています。
費用についても、日数についても、このように平均値が分かっていれば、過剰に怯える必要はありません。
万一の病気やケガによる入院時には入院保証金などで、ある程度の現金が必要ですから貯金で備えておきましょう。そして、入院費用全体については、入院保障のある生命保険などで備えましょう。