樹木葬霊園「追憶の森」がグッドデザイン賞を受賞
[2016/9/30 00:00]
大阪府羽曳野市にある樹木葬墓地「追憶の森」が、「グッドデザイン賞2016」を受賞しました。
霊園がグッドデザイン賞を受賞する例は増えていますが、新しい形態である樹木葬を対象にした霊園が受賞するのは珍しいことです。
「故人がより樹木と寄り添い眠れる地」がコンセプト
「追憶の森」がある「はびきの中央霊園」は大阪府羽曳野市の高台にある超大型公園墓地です。「追憶の森」は、その一角に樹木葬のために新たに専用墓域を確保して、2016年3月に受付を開始しました。
「追憶の森」のコンセプトは、次のようなものです。
これまでの樹木葬墓地は、既に決められた樹木の下で墓石が密集しているイメージが強く、「最期には自然に還りたい」という故人の遺志の尊重が必ずしも成されているとは言えない状況であった。本計画では故人がより樹木と寄り添い眠れる地を提案し、樹木葬の存在を社会に広め関心を持ってもらいたいと考える。
このようなコンセプトが評価されて、グッドデザイン賞の受賞となったのでしょう。
グッドデザインの審査委員の評価も「公園としての墓地の新しいあり方がデザインされている。樹木を神聖視し、故人や未来に祈りをささげるに相応しい静謐な空間がデザインされている」というものでした。
永代供養付き、10年間は個別納骨
追憶の森は、5つの区画が用意されており、納骨数や墓石のタイプなどが選べます。
全区画が永代供養付きで、基本的には10年間は個別納骨され、一般のお墓のようにお参りできます。その後は追憶の森にある永代供養塔に納骨して供養されます。
公式サイトには、Googleストリートビューも用意されており、追憶の森のエリア内を見ることができます。