ベッドの一部が車いすになる離床アシストロボット「リショーネPlus」
[2016/10/10 00:00]
パナソニック エイジフリー株式会社は、離床アシストロボット「リショーネPlus(プラス)」を高齢者施設向けに2017年1月より発売します。
希望小売価格は90万円(税抜、配送/組み立て費用別)。
リショーネは、電動ベッドの一部が、車いすとして分離する仕組みで、ベッドから抱え上げることなく離床できます。
車いすへの乗り換えが簡単になることで、高齢者の離床をうながすことで寝たきりになることを防止する効果があります。
また、介護スタッフ2人が必要だった移乗介護が1人でできることや、離床の際に抱え上げることで起きる介護スタッフの腰痛対策にもなり、介護スタッフの負担を軽くすることができます。
今回の製品は、2014年6月に発売された「リショーネ」の改良版で、3つの特徴があります。
今回の「リショーネPlus」は、高齢者施設向けの製品ですが、ベッドの一部が車いすとして分離するアイデアなどは、一般家庭用の福祉機器にも応用できそうです。
また、リショーネシリーズは、一般的に考える“ロボット”のイメージとは、やや離れています。
しかし、「リショーネPlus」では、ベッドと車いすを合体/分離する動作を自動化することで、未経験者でも確実に操作できるようになっている点は、自律行動で人の作業を助けるロボットの特性を活かした特徴と言えるでしょう。
「リショーネPlus」は、10月12日~10月14日に東京ビッグサイトで開催される「国際福祉機器展 H.C.R.2016」に出展されます。入場無料ですが、当日登録は毎年混み合いますので、事前登録することをお勧めします。