シニアが使いやすいテレビリモコン「レッツ・リモコン ST」
パナソニックの子会社、パナソニック エイジフリーが、要介護度の低い高齢者向けテレビリモコン「レッツ・リモコン ST」を発表しました。
介護の日でもある2016年11月11日に発売予定で、希望小売価格は5,800円(税抜き)です。
「レッツ・リモコン ST」を高齢者が使いやすいように、大型ボタンを備えており、指先だけでなく、こぶしや親指でもボタンが押せます。
ボタンは「電源」「チャンネルアップ」「チャンネルダウン」「音量大」「音量小」「地デジ/BS/CS 切り替え」の6個だけに絞り、操作がわかりやすくなっています。
さらに、「音量大」「音量小」「地デジ/BS/CS 切り替え」の3つのボタンは、押しても反応しないように設定できるため、音量ボタンを押し間違えて大きな音にしたり、「地デジ/BS/CS 切り替え」ボタンを押して、何も映らない状態になったりすることが防げます。
ボタンはクリック感があり、さらに押したことを光と音でも知らせます。
操作音はボタンによって音階を変えてあるため、どのボタンを押したのかが確認できます。ボタンを押した時の音階と音量も、変更することができます。
このリモコンは、本体の上、下、裏の3カ所から赤外線が出るため、テレビに向けて操作しなくても、信号が届きやすくなっています。
対応するテレビは、国内大手メーカーなど18社の製品です。
このリモコンでは、ケーブルテレビチューナー、セットトップボックス等のチャンネルの変更はできません。また、ビデオ付きテレビやDVD付きのテレビなどの複合機も操作できません。
本体サイズは、46×174×29(高さ×幅×奥行き)mmで、背面には三脚穴があり、リモコンを固定することもできます。電源は単三形乾電池2本を使用します。
なお、手の不自由な上肢障がい者、要介護度の高い高齢者を対象にした「レッツ・リモコン AD(入力補助タイプ)」も同じ日に発売されます。希望小売価格は10,000円(同)です。
こちらは、入力スイッチ用の端子を備えており、身体状況に応じた外部入力スイッチを接続して、テレビを操作することができます。
また、赤外線を出す方向が4方向に増え、赤外線信号延長ケーブルが付属するなど、テレビに信号が届きにくい姿勢や位置でも使用できるように配慮されています。