男性が白髪を染めるのは「若く見られたいから」、女性は「身だしなみだから」
美容に関する調査研究機関である「ホットペッパービューティーアカデミー」が「白髪に関する意識調査2016」の結果を公開しています。
全国の20~69歳男女各1,035人を対象した、インターネット調査です。
白髪染めをしている人は女性が多い
「現在、白髪であり、白髪染めをしている人」は、全体の55%でした。
男女別で見ると、白髪染めをしている男性は29%、女性は75%で、大きな差がありました。
なお、白髪染めの色は、男女とも「黒・茶色」が「グレー」よりも多くなっています。
白髪を気にし始めるのは男性が早い
「白髪が気になりだした年齢と白髪染めを始めた年齢」という質問をしています。
男性は37歳から白髪が気になり、39歳から白髪染めを始めています。
女性は41歳から気になり始め、42歳から白髪染めを始めています。
男性の方が、少し早く白髪が気になり始め、白髪染めを始めるようです。
なお、「何歳まで白髪染めを続けるか」という質問に、「年齢にかかわらずずっと染めたい」という回答は、女性の方が多くなっています。
白髪染めの理由は男女で異なる
「白髪染めまたはヘアカラー/おしゃれ染めをしている理由」の回答では大きな男女差があります。
男性は「若く見られたいから」「白髪がない方がかっこ良いから」の2つが多くなっています。
女性は「身だしなみとして必要だから」「若く見られたいから」「自分自身が気になるから」の3つがあまり差がなく並んでいます。
男性は、若さをキープしたい、イメージアップしたいという気持ちが強く、女性は「身だしなみができていない」というマイナスイメージを避けたいという気持ちが強いようです。
パートナーの白髪に対する対応
「配偶者、またはパートナー・恋人が白髪がある場合どうしますか」という質問の回答にも、男女差が大きく表れました。
男性は、「若々しくいてほしいので、染めてほしい」と回答した人が多く、42%を占めています。
一方、女性は「本人の自由だと思うので何も言わない」が一番多く、こちらは45%を越えています。
また、女性は「そのままでもステキであれば、何も言わない」「特に気にならないので、何も言わない」という回答も男性より多く、男性の白髪に対して好意的であることがわかります。
自分の自信につながる選択をしよう
調査結果から分かるのは、白髪に対する対応は、男女の差が大きいことです。
特に、パートナーの白髪への対応については、自分の意見を押し付けるのではなく、本人に判断を任せて、したいと思っていることを見守っているのが良いでしょう。
白髪は必ず染めなければいけないものではなくなっていますし、また、染める色ひとつとっても、何十もの製品がある時代です。
自分自身で、どうするかを選び、それによって本人の自信につながるのが一番良い対応と言えるでしょう。