自動車にも「終活」が必要!? 「クルマの終活相談窓口」で相談できること

[2016/12/26 00:00]

所有者が死亡していると自動車の処分も大変

自動車の売買を行なうフランチャイズチェーン「カーセブン」が、「クルマの終活相談窓口」を2017年1月に1カ月の期間限定で開設します。

自動車にも「終活」が必要とは初耳ですが、「クルマの終活相談窓口」で行なうのは「車検証の名義変更代行サービス」です。

リリースによれば、自動車の売買に必須の書類である「車検証」に記載されている内容が更新されておらず、自動車の買い取りや処分に支障をきたす事例が発生しているという言います。

特に、車検証に記載されている自動車の所有者が死亡していた場合、筆頭相続人の印鑑証明書などの書類のほか、法定相続人すべての同意を示す書類を用意する必要があります。

このため、所有者が死亡した後に、家族が自動車の買い取りや処分を依頼しても、事務手続きの煩雑さを嫌って査定すら断わられるケースもあるといいます。

自動車の終活は車検証のチェックから

「終活」は、自分が居なくなったあとの準備を行なうことを指す言葉です。

その内容としては、エンディングノートの作成や、不動産の相続手続きの準備などが、よく挙げられます。

ここにもう1つ、「車検証の内容更新」と、場合によっては「自動車の名義の変更」が加わったわけです。

カーセブンでは「年末年始の帰省時に、実家の車検証のチェックをしよう」と呼びかけています。

なお、車検証の内容更新が必要な場合は意外と多く、「引っ越しをして住所が変わった」、「市町村合併で住所の表記が変わった」、「結婚して姓が変わった」、「自動車ローンを完済した」などでも必要となります。

自動車の買い替えや売却を考えはじめたら、車検証の確認もしておきましょう。

[シニアガイド編集部]