元日の東京は、平日の半分しか人がいなかった
元日の東京は人が少ない
広告・分析サービス会社のブログウォッチャーが、東京23区の人口の変化を調査しています。
調査によれば、2016年12月26日に23区に居た人を100%とすると、2017年1月1日には42%に大きく減少していました。
移動しているのは「埼玉県」「千葉県」「神奈川県」という東京都に隣接する県が上位で、この3県だけで、移動先の50%を占めています。
このデータだけでは断言はできませんが、12月26日に23区に来ていた人が、1月1日には周辺の県にある自宅で過ごしていたという可能性が高いでしょう。
東京23区には、「明治神宮」や「浅草浅草寺」という初詣での名所もありますが、それでも12月26日という平日の月曜日に、通勤通学する人の勢いには及ばないようです。
なお、埼玉、千葉、神奈川以外の県は10%以下でした。ただし、「海外」と「不明」を合わせると16%に達しており、年末から年始にかけて海外へ出た人もい多かったようです。
アプリの位置情報を利用した調査
今回の調査方法は、ブログウォッチャーが契約している提携アプリのうち、位置情報を取得する許諾を得ている端末を対象に、無作為抽出した1万件のサンプルを使用しています。
このように、GPSなどによるスマホの位置情報を多数集めることにより、かなり明確に人の移動状況を把握できるようになっています。
お正月の東京は人が少ないというのは、皆がなんとなく感じているところですが、このように「48%」という数字で表すことができると説得力があります。
なお、このような位置情報のデータは、個人情報とは切り離された状態で利用されていますので、スマホを使っているからと言ってプライバシーが漏れる可能性はほとんどありません。
それでも気になる人は、スマホにアプリをインストールする際に、「位置情報」の扱いについて確認する習慣を付けましょう。