節分に行事をする人は36%。一番多いのは「恵方巻きを食べる」
調査会社のクロス・マーケティングが、「2017年の節分(せつぶん)に関するアンケート」の結果を公開しています。
アンケートは、全国の18~69歳の男女1,000人を対象に、インターネット経由で行なわれました。
なお、節分は「立春(りっしゅん)」の前日なので、2017年の「節分の日」は2月3日です。
節分に行事をする人は36%
「節分の日に節分行事を行なう予定がある」人は36%でした。
節分に行事を行なう人は少数派であることがわかります。
年代や性別で見ると、20代や40代の女性は行事を行なうという人が特に多くなっています。
一番多いのは「恵方巻きを食べる」
「行事を行なう予定がある人に、節分当日に何をする予定か」と聞いています。
一番多いのは、「恵方巻きを食べる」で71%でした。
2位は「豆まきをする」、3位は「豆を食べる」でした。
恵方巻きは、節分の習慣としては新しいものですが、広く浸透していることがわかります。
なお、恵方巻きを食べる人のうち「恵方巻きを食べる意味や由来を知っている」のは13%でした。
特に、関東地方では、近年まで知られていない行事でしたので、無理もないでしょう。
行事を行なう理由は「毎年の習慣だから」
「節分に行事を行なう理由」は「毎年の習慣だから」が一番多い回答でした。
また、「節分に行事を行なわない理由」では「特に理由はない」が一番多く、次に「習慣がないから」でした。
自分が育った家庭で、節分を祝う習慣があったかどうかが、今年の節分に行事をするかどうかに影響しているようです。
もともと節分は、季節の変わり目に生じる邪気を払うための「追儺(ついな)」という宮中行事がもとになったとされています。それが豆をまいて鬼を払う行事へと変わりました。
お子さんがいる家庭では、恵方巻きを食べたり、豆をまいたりするときに、「節分」という行事にある、そのような意味もお話してあげると、次の世代へ行事が受け継がれていくきっかけとなるでしょう。