ミドルとシニアの習い事は「英語」と「ヨガ・ピラティス」が人気
講座・レッスンの資料請求・予約サイト「ケイコとマナブ.net」が、「人気おケイコランキング」を調査しています。
これは、1年以内に学び事・習い事をした全国の働く男女を対象にしたインターネットによるアンケートです。
回答者数は、各年代/性別ごとに約200人です。
ここでは、35歳~49歳の「ミドル」と、50歳~64歳の「シニア」のランキングを見てみましょう。
ミドル女性は「ストレス発散」が目的
ミドル女性のランキングでは、「ヨガ・ピラティス」が1位でした。
2位は「英語」で、3位は「フィットネスクラブ」です。
昨年の同じ調査では「ヨガ・ピラティス」と「英語」は同率1位で並んでいましたが、今年は「ヨガ・ピラティス」が単独1位となりました。
「学ぶ目的」の1位は「ストレス発散・気分転換のため」でした。
2位は「教養・知識を深めるため」、3位は「プライベートを充実させるため」です。
学ぶ理由を反映して、ランキング全体でも趣味系のものが多くなっています。
シニア女性は「英語」が1位
シニア女性のランキング1位は「英語」でした。
2位は「ヨガ・ピラティス」、3位は「フィットネスクラブ」です。
趣味系の習い事が多いのは、ミドル女性と共通していますが、「茶道」「着付け」「生け花」など、日本の文化を学ぶ習い事が多いのが特徴です。
また、ミドル女性とは「学ぶ目的」が大きく異なります。
1位が「教養・知識を深めるため」、2位は「好きなことに没頭するため」、3位「健康のため」で、自分を磨くという志向が強くなっています。
ミドル男性は「仕事」のために「英語」
ミドル男性のランキングは、1位「英語」、2位が「宅地建物取引士」、3位が「簿記」とビジネス色が濃いものとなっています。
学ぶ目的は、やはり「仕事のため」が1位でした。
2位は「教養・知識を深めるため」、3位は「レベルアップのため」と、キャリアのために自分を磨くという傾向が強くなっています。
シニア男性は「ゴルフ」や「フィットネスクラブ」が上位に
シニア男性のランキング1位は「英語」ですが、2位は「ゴルフ」、3位は「フィットネスクラブ」でした。
ミドル男性に比べると、ビジネス志向が薄れて、体を動かす健康志向が強くなっています。
しかし、学ぶ目的の1位は「仕事のため」、2位は「教養・知識を深めるため」、3位は「レベルアップのため」で、ミドル男性とまったく変わりません。
仕事も大事という建前は変わらないが、実際は健康が気になる年代ということなのでしょう。
人気の「英語」を抜いた「ヨガ・ピラティス」の勢い
各年代を通してみると、習い事としての「英語」の人気の強さがわかります。
それだけに、それを抜いてミドル女性のランキングで1位になった「ヨガ・ピラティス」は勢いがあると言えるでしょう。「ヨガ・ピラティス」はシニア女性のランキングでも2位に入っています。
また、性別や年齢によって、習い事をするための動機には大きな違いがあることが分かりました。
しかし、理由はどうであれ、お金と時間をかけて、何かを学ぶ努力をするということは大切です。
ランキングに入ったもの以外にも、たくさんの習い事があります。一度、自分に合った習い事を探してみても良いでしょう。