「緊急地震速報」を聞いても、身を守るより情報収集を優先する人が多い
[2017/3/10 00:00]
緊急地震速報に関するアンケート
地震予測情報配信サービス「予知するアンテナ」が、緊急地震速報についてのアンケート結果を公開しています。
緊急地震速報は、気象庁が発表している警報です。
緊急地震速報は、地震の発生直後に、各地での強い揺れの到達時刻や震度を予想して知らせることで、強い揺れの前に自らの身を守ることを目的としています。
一般には、テレビやラジオなどのほか、携帯電話会社から配信されています。
身を守る行動を取る人は少ない
「自宅にいるときに、緊急地震速報を見聞きしたときの反応」を聞いています。
一番多いのは、「テレビをつける、またはチャンネルを変える」で、約40%の人が挙げています。
次いで、「家の中の安全な場所に移動する」、「インターネットで地震について調べる」が続いています。
緊急地震速報の本来の目的からすると、安全な場所に移動するなど、身の安全を確保することが望ましいのですが、実際には情報収集を行なう人が多いようです。
仕組みはわからないが、当てにはしている
緊急地震速報について、「知らなかった」もしくは「知っていたが仕組みや内容の詳細はわからない」と回答した人が約7割を占めています。
しかし、緊急地震速報の重要性については「なくてはならないものだ」と思っている人が8割を超えています。
緊急地震速報の仕組みは知らなくても、当てにしている人が多いということでしょう。
現在、自分のスマホや携帯電話で緊急地震速報を受信することができます。まだ、設定していない人は、受信の設定をすることを検討してください。