「ふるさと納税」の人気返礼品は「肉」「魚」「米」。4月から変化!?
ふるさと納税経験者へのアンケート
調査会社のドゥ・ハウスが、「ふるさと納税」についてのアンケート結果を公開しています。
インターネットで行なわれたアンケートには、ふるさと納税の経験がある成人男女1,189人が回答しています。
ふるさと納税を利用して寄付する目的は「返礼品」
「ふるさと納税を利用して寄付する目的」を複数回答ありで、聞いています。
8割以上の人は「お礼品、ふるさと名品がほしいから」と答えており、返礼品が主な目的となっていることがわかります。
2位は「節税のため」、3位は「好きな地域を応援するため」でした。
希望が多い返礼品は「肉」と「魚」
「ふるさと納税で希望したことのあるお礼品」の1位は「肉」でした。
2位は「魚介類」、3位は「米、パン、麺類」です。
やはり、地元の農水産物などの特産品は人気があります。
直近で寄付した都道府県上位トップ10
「直近で寄付した都道府県」は、「北海道」が1位で、「宮崎県」と「山形県」が続きます。
いずれも、返礼品として人気がある農水産物に恵まれた地域なのが理由でしょう。
- 北海道 16.1%
- 宮崎県 7.0%
- 山形県 6.0%
- 静岡県 4.0%
- 佐賀県 3.6%
- 熊本県 3.5%
- 東京都 3.2%
- 鹿児島県 2.9%
- 長野県 2.9%
- 福島県 2.8%
ふるさと納税を利用して寄付をする際、最も利用するサイト
ここ数年、地方自治体に代わってふるさと納税を代行するサイトが増えており、一部ではテレビCMまで行なわれています。
では、「ふるさと納税を利用して寄付をする際、最も利用するサイト」は、どこでしょう。
1位は「ふるさとチョイス」で、ほぼ半分のシェアを占めています。
2位は「さとふる」、3位は「楽天ふるさと納税」でした。
ふるさとチョイスとさとふるは、ほぼ2倍の差があり、老舗のふるさとチョイスの強さが際立っています。
- ふるさとチョイス 46.1%
- さとふる 23.9%
- 楽天ふるさと納税 12.5%
- 総務省 ふるさと納税ポータルサイト 3.8%
- Yahoo! ふるさと納税 3.2%
- ふるなび 2.9%
- わが街ふるさと納税 1.9%
- ふるさとエール 1.9%
- ふるぽ 1.3%
- ANAのふるさと納税 0.4%
- その他 2.1%
「返礼品」は、4月に大きく変化する!?
「ふるさと納税」については、「自治体間で返礼品の競争が過熱し、制度の趣旨に沿わないような返礼品が送付されている」という総務大臣の発言がありました。
すでに、総務省の意向を先取りして、転売が問題となることが多い「旅行券」や「家電製品」などの提供を取りやめる自治体も相次いでいます。
さらに、「4月1日付けで総務省が寄付額に対する返礼品額の比率を3割までとするよう要請する」という一部報道も出ており、肉や魚などの一次産品についても、来年度からは現在と同じ返礼品の提供は難しくなるでしょう。
現在の返礼品に魅力を感じている人は、念のために3月中には、ふるさと納税を終えておくほうが良いでしょう。