来日外国人や海外旅行に必携の「6カ国語表記 受診ガイドブック」が無償公開

[2017/4/10 00:00]

東京で医療機関にかかるためのガイドブック

東京都が「医療機関受診のための多言語ガイドブック」のPDFファイルを無償公開しました。

これは、東京都を訪問中の外国人が、感染症が疑われる急病になった際に、医療機関を受信するためのガイドブックです。

このガイドブックは、英語、中国語(簡体字・繁体字)、韓国語、タイ語、スペイン語、日本語の6カ国語で記載されています。

1言語ごとに、6ページずつ、コンパクトにまとめられています。

「医療機関受診のための多言語ガイドブック」の表紙と目次 出典:東京都

2カ国語表記のポイントシートが便利

内容は、「医療機関の探し方・受診の仕方の案内」と、「症状等を指で示せるコミュニケーションツール」です。

コミュニケーションツールは、「ポイントシート」タイプで、2カ国語で書かれたブロックを指差すことで、症状などを伝えることができます。

ポイントシートの例。その言語と日本語が並んでいるので、症状に該当するブロックを指差すことで伝えることができる 出典:東京都

日本人が海外で受診する際にも使える

このガイドブックのPDFファイルは、2ページ単位の見開きタイプと、1ページ単位の2つが用意されています。

パソコンの画面で見るときや、大きな紙に印刷する時は2ページ単位が、スマホで表示するときやA4用紙で印刷するときは1ページ単位が便利です。

1ページ単位のPDFファイルを液晶が大きめのスマホやタブレットで表示させると、そのままポイントシートとして使えます。ファイルをダウンロードして、スマホに入れておきましょう。

なお、このガイドブックの本来の目的は、来日した外国人のためのものです。しかし、2カ国語表記されているポイントシートの部分は、海外に行く日本人が現地で受診する場合にも使えます。

海外から来た方と接する機会が多い人や、海外旅行が多い人は、ファイルをダウンロードして、スマホに入れておくと、万一のときに便利でしょう。

[シニアガイド編集部]