海外旅行や海外移住の前に見ておきたい6つのサイト

[2016/4/16 00:00]

インターネットの普及で変わった海外旅行

インターネットの普及により、海外旅行は大きく変わりました。

事前の情報はたくさん手にはいりますし、飛行機やホテルの手配も簡単です。

現地に行かなくても、Googleマップのストリートビューで、景色を見ることさえできます。

ただ、以前のように旅行ガイドを読む人も減り、海外旅行前に読んだ情報は現地の人のブログだけという例も増えています。
現地の細かい情報は知っていても、通関などの手続きや、その国の状況などの情報がすっぽり落ちているのです。

数日の旅行であれば、行き先の国について、情報量が不足していたり、偏った情報だけでもなんとかなりますが、ある程度の長期滞在を望むなら、基本的な情報も見ていないのは、あまりに危険です。

とりあえず、その国を楽しむための知識が手に入るサイトから、その国の危険な側面を知るためのサイトまで、基本的なサイト6つを紹介しましょう。

海外都市情報|トラベルコちゃん

http://www.tour.ne.jp/w_guide/

観光旅行のターゲットとなる、観光地の名前で引けるので、海外旅行を夢見るときに見るのに適しています。

例えば、行き先の並び順も観光旅行仕様となっています。

「フランス」であれば、「パリ」の次は「モンサンミッシェル」が並んでますし、「マレーシア」になると、首都の「クアラルンプール」ではなく「ペナン島」が先頭に来ています。

「チリ」に至っては「イースター島」しか行き先が書かれていません。

観光地への旅程も詳しく、例えば「クスコからマチュピチュの麓アグアスカリエンテスまで鉄道で、約4時間~5時間」などの情報も得ることができます。

ツアー代金の季節変動や、平均気温/降水量などのデータもわかるので、行く季節や持っていく荷物などの妄想をたくましくするのに向いています。

各国現地情報|JAL

http://www.jal.co.jp/tabi/info/toshi/

基本的な国単位で引く海外情報です。

通貨の両替や入管などの情報がくわしく、これぐらい頭に入っていれば困らない感じになっています。ガイドブック代わりに目を通しておきたいサイトです。

海外旅行を得意とする航空会社のサイトだけに情報の更新も早いのが特徴です。

国・地域別に見るビジネス情報|日本貿易振興機構(ジェトロ)

https://www.jetro.go.jp/world/

上の2つは海外旅行へ誘うことを目的としていますので、基本的に不都合な情報は書かれていません。

このページは海外との商取引や投資のための情報ですので、政治動向や経済動向など、旅行用サイトにはあまり書かれていない情報も掲載されています。

旅行ではなく、「視察」や「移住」を考えるなら、まず見ておきたいサイトです。

なお、観光客にとっても「祝祭日」の一覧など、役に立つデータもありますので覗いておくと役に立ちます。

物価ウォッチング調査|日本貿易振興機構(ジェトロ)

https://www.jetro.go.jp/world/business_environment/bukka.html

ジェトロのサイトで、もう1つの面白いコーナーとして「物価ウォッチング調査」があります。

これは、各国の「主食」「ビール」「アパート賃貸料(外人向け)」などの値段を調べたものです。移住生活の妄想を掻き立てるには、良い材料となります。

もともと、月刊誌「ジェトロセンサー」に毎月2~3都市ずつ掲載されているものなので、間が空いてしまうことが多く、急なインフレなどには対応していないのが惜しいところです。

海外安全ホームページ|外務省

http://www.anzen.mofa.go.jp/

外務省が、邦人の安全を守るために各国の情報をまとめたサイトです。

トップページの世界地図からして、少しヤバイ国は「黄色」、本当にヤバイ国は「赤」で塗られています。

うっかり読み込むすぎると、国外に出るのが怖くなってしまいますので、読み過ぎに注意して、必要な情報だけ取り入れましょう。

厚生労働省検疫所(FORTH)|厚労省

http://www.forth.go.jp/

外務省の「海外安全ホームページ」が、政治やテロなどの人による危険について警告するサイトなのに対し、FORTHは感染症という自然の危険について警告するサイトです。

地域を指定すると「気をつけたい病気」や「受けておきたい予防接種」などの情報が見られます。

このサイトも、あまり見すぎてしまうと、国外に出るのが怖くなってしまいます。自分が行く地域について、必要な情報だけを見るようにしましょう。

[シニアガイド編集部]