「移動する際に見る地図」で分かる、年代によるスマホの使い方
移動する時に使う地図は年代によって異なる
移動する際に見る地図は年代によって異なり、10~20代では「スマホ地図のスクリーンショット画像」、50~60代では「パソコン用地図を印刷したもの」が多いことが分かりました。
これは、地図情報会社のゼンリンが行なった「地図利用実態調査2017」によるものです。
この調査は、全国の2万人の男女を対象にしたインターネットアンケートです。
移動するときに使うのは「スマートフォンの地図ソフト」
「移動するときに利用する地図の種類」という質問では、「スマートフォンの地図ソフト」が一番多く、55%を占めています。
2位は「カーナビ」でした。
3位「パソコン地図を印刷」、4位「冊子・紙の地図」と続きます。
5位に入った「スマートフォン地図のスクリーンショット」というのは、スマホの画面を保存するスクリーンショット機能を使って、地図アプリの画面を保存しているのでしょう。
1位と2位は、リアルタイムで自分がいる位置を中心にした地図を見る使い方です。
一方、3位の「パソコン地図を印刷」と5位の「スマートフォン地図のスクリーンショット」は、保存された固定した地図を見るという使い方です。
固定した地図を見る方法
使い方を年代別に見ると、10代~20代では「スマートフォン地図のスクリーンショット」が多くなっています。
一方で、50代~60代では「パソコン地図を印刷」が多くなっています。
両方をグラフにすると、きれいに交差した形になります。
保存しておいた固定した地図を見るという同じような使い方でも、スマホ中心とパソコン中心、そしてスマホのスクリーンとプリントアウトした紙と、年代によって使う機器やテクノロジーの違いがあることが表れています。
数年以内にはスマホが上回るか
なお、移動時に限らず、「1年以内に利用した地図関連商品・サービス」という質問でも、パソコンの退潮と、スマホの伸長が、よく表れています。
「パソコン用地図」が年々下がっている一方で、「スマートフォン用地図」が伸びており、数年以内にはスマートフォン用地図の方が上回りそうな勢いです。