補聴器をレンタルして、野鳥の声とオルゴールを楽しむパックツアー

[2017/10/11 00:00]
ツアーの目的地「西湖野鳥の森公園」

補聴器で音を楽しめるようにする

補聴器メーカーのシバントスが、旅行代理店のクラブツーリズムとの共同企画で、「補聴器体験の旅」というパックツアーを発売しています。

参加費用は5,000円で、講座参加料/補聴器レンタル料/調整料/旅行代金を含みます。

「補聴器体験の旅」は、補聴器体験と旅行を組み合わせた体験型ツアーです。

まず、2018年1月22日に 「耳からはじめる健康講座~認知症と難聴~」という講座で、難聴や補聴器について説明を受けます。

その後で、シバントスが扱う「シーメンス・シグニア補聴器」の専門店で、参加者の聞こえに合わせた上で補聴器をレンタルします。

3カ月間のレンタル期間が終了する4月22日に、「自然の音・癒しの音色を楽しむ旅」という日帰り旅行が用意されています。

旅行当日は、調整した補聴器をつけて山梨県にバス旅行し、「西湖野鳥の森公園」にて「環境省選定 残したい日本の音風景100選」に選ばれた野鳥の声を聞きます。

また、河口湖オルゴールの森美術館にて、オルゴールやオルガンによる音楽と食事を楽しみます。

レンタルされる「シーメンス・シグニア補聴器」の例

補聴器の実体験ができる機会は貴重

「補聴器」は、メガネと同じように、個人個人に合わせた調整が必要な機器です。

しかし、販売店によっては、調整に必要な設備や専門知識を持った店員が配置されておらず、補聴器の能力を生かすことができません。

また、買う側にとっても、きちんと調整に通うことは面倒な作業なので、自分に合わせて調整できている補聴器を試す機会は多くありません。

「補聴器体験の旅」は、旅行とセットにしたことで、「旅行に行くまでに、きちんと補聴器を使いこなす」という気持ちが生まれやすい仕組みです。

そのため、1人であれば面倒に感じる座学や、専門店での調整にも向き合うことができます。

レンタル期間が3カ月と長めに用意されているので、自分の聞こえの状態に合わせて、繰り返し調整ができることもメリットです。

今回は、東京での開催ですが、同様のツアーが各地で行なわれ、自分に合った補聴器を試す機会が増えることを期待しましょう。

[シニアガイド編集部]