モバイル決済サービスの利用、「おサイフケータイ」が減り、「楽天Pay」が伸びる
モバイル決済に関するアンケート
調査会社のマイボイスコムが、「モバイル決済」に関する調査の結果を公開しています。
2018年2月に行なわれたインターネットアンケートには、10,674人が回答しています。
代金の支払いは現金が多い
最初に、直近1年間の買物で、代金を支払った方法を聞いています。
なお、ネットショッピングは除いています。
一番多いのは「現金」で86.1%でした。
しかし、クレジットカードは66.3%、電子マネーも49.4%で、かなり利用者が多いことが分かります。
アプリを使うのは少数派
クレジットカードや電子マネーの決済では、カード本体を使う方法と、カードの情報をスマホのアプリなどに移して使う方法があります。
ほとんどの人は、カードを使って決済しており、アプリを使っている人は14.5%に留まっています。
「おサイフケータイ」が減り、「楽天Pay」が伸びる
携帯電話やスマホを使って決済をするサービスは複数あり、シェアを競い合っている状況です。
利用率が一番高いのは「おサイフケータイ」でした。
しかし、昨年の同じ調査では71.9%でしたが、今回の調査では59.2%に減っています。
一方、「楽天Pay」と「Apple Pay」は、昨年よりも増えました。
特に「楽天Pay」は、昨年の3.4%から15.2%へ大きく伸びました。
また、昨年はゼロだった「Origami Pay(オリガミペイ)」も、今年は0.9%という数字が出ており、普及が始まったことが分かります。
決済サービスの普及は始まったばかり
アンケートの結果を見ると、現状では「現金」が主流で、「クレジットカード」と「電子マネー」を使い分けている状態です。
また、「クレジットカード」や「電子マネー」を利用する際は、カードの状態で使う人が多く、スマホアプリは普及していません。
ただし、「楽天Pay」「Apple Pay」を始めとするスマホを使用する決済サービスは、少しずつ普及し始めています。
Googleも「Android Pay」を「Google Pay」に刷新し、新機能を追加するなど、本格的に力を入れ始めています。
これらの決済サービスが、どの店舗でも利用できるのが当たり前になり、現金よりも便利と感じられるようになると、状況が変わってくるでしょう。