入院した人に面会に行くときに覚えておきたいルール

[2018/5/8 00:00]

入院患者への面会にはルールがある

家族や、友人、知人が入院したことを知ったら、すぐに、お見舞いに駆け付けたいと思う人は多いでしょう。

しかし、入院患者に面会する際には、病院が設定したルールがあります。

それを知らずに、病院に迷惑をかけたり、入院患者同士でトラブルを起こしている例も、よく見聞きします。

ここでは、基本的なことを中心に、入院患者に面会する際の注意事項を紹介しましょう。

面会時間を守る

一番大事なルールは、病院が設定している面会時間と、面会方法を守るということです。

面会時間は、入院患者の診察や処置、食事などの時間を避けて設定されています。

面会時間外にお見舞いに押しかけるのは、病院にとっては大きな負担となります。

その病院が定めている面会時間に訪れ、受付窓口で必要な手続きをしてから面会しましょう。

体調が悪い時や、大人数での面会はしない

病院から見ると、面会に来る人は、外部から感染源を持ち込む存在です。

入院患者の感染予防のために、体調が悪いときの面会は避けましょう。

特に、発熱、咳、下痢、嘔吐などのはっきりした症状があるときは厳禁です。

また、多人数での面会も、感染源を持ち込む可能性があります。

むやみに人を誘ったりせず、多くても2~3人程度にしましょう。

マスクやアルコール消毒などを行なう

入室前は手のアルコール消毒をしましょう

感染の防止のために、面会時にはマスクの着用や、手のアルコール消毒などが義務付けられていることがあります。

きちんとルールを守って、病院内に感染源を持ち込まないように気をつけましょう。

小学生以下の子供は連れて行かない

先ほどとは逆の話になりますが、病院内は病気に感染する可能性が高い場所でもあります。

特に、抵抗力が弱い、小学生以下の子供には危険な場所です。

ルールとして禁止されている場合も多いのですが、禁止されていない場合でも、小学生以下の子供は連れて行かないようにしましょう。

生花や食品の持参は避ける

花束やフラワーアレンジメントはお見舞いの品としては避けたほうが無難

面会の際には、お見舞いの品として、「花束」や「果物かご(盛り合わせ)」を持参するというイメージを持っている人も多いと思います。

しかし、現在では、アレルギー症状や細菌の繁殖などの恐れがあるため、これらの品の持ち込みを禁止されている病院が多くなっています。

基本的に、花、果物、食品のいずれについても、“ナマ”は持ち込めないと思ってください。

また、花については、フラワーアレンジメントや鉢植えも避けましょう。

入院している患者や家族の立場からすると、花や果物などの定番よりも、本人が必要としているものを確認した上で届けてくれる方がずっとありがたいものです。

会話は面会室や食堂で

一般的な病室は、4~6人部屋が多く、病室で面会しているとお互いの会話が聞こえてしまいます。

本人たちは気にしなくても、周りの患者の方が、いたたまれない気持ちになることがあります。

多くの病院では、面会室やデイルームという名前で、入院患者と面会者が会話ができる部屋が用意されています。

患者がベッドから離れられない場合を除き、できるだけ、このような施設を利用しましょう。

患者が疲れないように配慮を

面会室では、長時間にわたって、延々と世間話をしている人をよく見かけます。

入院している人は、病気を治すことが、一番の仕事です。

患者が疲れないように、面会時の会話は必要なことに限り、長時間居座ることがないように気をつけましょう。

携帯電話はマナーモードに

多くの病院では、所定の場所以外の携帯電話による通話は禁止されています。

面会のために入った病室内で、かかってきた電話で話を始めたりしてはいけません。

病院内では自分の携帯電話はマナーモードに設定しておきましょう。

タバコや酒は厳禁

敷地内全部が禁煙の病院が増えています。お見舞い中のタバコは避けましょう

現在、多くの病院では病室内だけではなく、病院の敷地内をすべて禁煙にしていることが多くなっています。基本的に喫煙所はありません。

面会中の喫煙は遠慮しましょう。

また、お酒の持ち込みも厳禁です。

患者が呑むのはもちろん、面会する人がお酒を呑むことも、病院にはふさわしくありません。

面会の目的は、患者の役に立つこと

ここまで紹介したルールは、病院によっては「禁止」ではなく、「ご協力を願う」という柔らかい形になっている場合があります。

しかし、どのルールも理由があって設定されています。できるだけルールを尊重して、それに従いましょう。

病院は、病気やケガを治すことを目的とした、パブリックな空間です、自宅のようなプライベートな空間とは異なり、お互いの思いやりがなければ成り立ちません。

入院している人の症状や状況によってはお見舞いに行かず、SNSやメールなどでメッセージをやりとりすることの方が、患者のためになる場合もあります。

形式的な「お見舞い」にこだわらず、入院している人の役に立つための行動を心がけましょう。

[シニアガイド編集部]